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  • 2016.08.26 Friday
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【盗用騒動:報告書2】「おとな」の落とし所。



さぁてお盆休みも明けた先日、予想通り例の盗用問題に少しだけ進展有り。
現状報告と、思う処をつらつらと。


この問題が発覚した時に烈火のごとく怒り狂う反面、
頭のどこか一部分は峻厳なまでに冷えていて、実は「落とし所」について考えてた。
個人的にはよ?
苦心の作をまんま盗用されて心中穏やかではない…っか大魔神【怒り面】モードなんだが、
そのまんま怒りを吐き散らし続けても解決する訳ではない、というのも自覚してて。
で、どういう風に決着を付ければ八方収まるか?ってな落とし所を考えてた。

正直に書く。
結局のところ、こういった問題は「金」でケリ付けなきゃどうにもならん。
大企業を相手取り、法定争いに持ち込んで、最高責任者を引きずり出し土下座させても、
こちらの気分はきっと晴れない。
納得は決して出来ないが、お詫びとしての金銭を受理して幕を引く。
それがまぁ「おとな」としての処世術なんだろなぁと。
で、どれだけの金額なら矛先を収めるか?
それを盗用が発覚したその日のうちには、実は内心で決めていた。
うん十万で手を打とう、と。

先日、件の雑誌の関係者各位が総動員されて今後の対策について協議した。
その席で、最低この金額ならもう文句は言わない、という額面を伝えた。
その金額に及ばない舐めた端金を提示するようなら個人で民事訴訟も辞さない、とも。
本来ならば、先方が盗用した広告を何誌に掲載したか?をはっきりさせなければ、
いわゆるところの被害金額が計算出来ないのだけれど、まぁその数を出さないだろうなぁ。
そんな推測をしてたので、ざっくりと○○万円ぐらいじゃね?と見積もって。



協議の後、広告代理店の人間が事情説明に訪れたらしいが、俺は会わなかった。
ま、会ったらきっと問答無用でブン殴るだろうしな(笑
この問題、前の報告1でも書いたが、結局の所「会社vs会社」の問題なんだよな。
いくら自分がその企画広告を作ったとはいえ、
それ自体は出版社から発注されて制作し、すでに納品されたモノ。
盗用された被害は、雑誌自体の、ひいては会社自体の被害である訳で。
その会社がどう判断するか?
それは制作者である俺の思惑とは、まったく別個の思惑で動く訳であって。
幾ら、俺が○○円じゃないとヤだ!と言っても、会社が△△円で手打ちすれば終わり。
そういうもんだと思うので、粛々と事務的手続きは進めてもらえばいい。
こちらはこちらで、手打ち出来る慰謝料の金額を伝えたし。
そんな訳で、とっとと帰宅した訳で。



な訳で、ここから先の話はすべて伝聞。
話す立場によって無意識に色んなフィルターが掛かるだろうと、複数から聴取。

1)広告代理店的にはクライアントに上げたくない(報告はしたそうだが)
2)何故なら、そのクライアントは業界でも一二を争う大手なので取引金額が莫大すぎ、
  こういった些細な問題で取引を引き上げられると、路頭に迷うから。
3)問題の盗用広告はクライアント自身が内部で作らせた(←これは嘘丸出しだったらしいw
4)正確な数は把握してない…と言うよりも発表出来ない(←めっちゃ多いらしいw
5)今現在予定している広告はそのまま出稿させてほしい
6)詫び状は書くが代理店名で書かせてほしい
7)賠償金額については持ち帰り

まぁざっとこんな感じの会談になったという。
うむ、俺がその場にいたら間違いなくフルボッコしてただろうなぁ(苦笑



一度はその代理店との付き合いを絶つと判断し、俺も思わず濡れた出版社だが、
広告営業部の人間から、泣きが入ったそうだ。
出版社が、その代理店を経由して件のクライアントから受注している広告費。
それが年間、ざっと見積もっても三千万円以上だそうで。
今回の件は100%向こうが悪いが、その非を責め立てて付き合いを絶ってしまえば、
数千万円という莫大な損失が派生する、なんとか穏便に済ませられないか?
そういう事情が、経理方面から飛んできたらしい。

な?
まさに最初の俺の読み通り、「会社vs会社」の話に広がっていく訳だ。
青臭い正義感を振りかざしても、解決しない問題が多々あるってのが「おとなの世界」だ。
口惜しいが、これが現実。

ちょっと話が逸れる。
出版社においても、広告ってのはこれだけ死活問題。
では一切客から金を取らないTV局だったりすると、広告主の言いなりになるの分かる?
マスゴミが〜、と皆は口を揃えて言う。俺もココでよく書く。
が、そのマスゴミは誰からお金をもらって生計を立てているのか?
CMを打つ企業からの広告費な訳。
その金主の機嫌を持つ事は、彼等にしてみれば当たり前な訳ですよ。
だからTVを非難する場合、そのTV局を非難する事は間違っているだけではなく、
非難する人自身の無知さを晒け出しているだけの話。
だから、安易にマスゴミマスゴミって騒ぐヤツを見ると俺は無性に萎えるのな。
お前はなんにも知らずにそんな脳天気な筋違いの誹謗を満足げにやりやがって、と。
攻撃するなら局じゃねぇ、スポンサーだ。よく覚えとけ。
ただ、新聞とNHKは違う。
アレは客から直接金を取ってるんだから、買ってるヤツは文句言う権利がある。
そして、買わない、という行為をもって批判するのが可能な訳だ。
TVの場合は、スポンサーを攻撃したって実はあんま意味がない。代わりを見つけるから。
だから、見ない、という選択でもって遠回りなんだがジワジワと虐めていくしかない。
それが「おとな」のやり方だ。



さて、話を戻そう。
結局は組織論による手打ちになるだろな〜との読み、当たった訳だ。嬉しくないが。
この出版不況の御時世に、あえて年間損失額を数千万に広げるバカはいない。
っうか、そんなバカがいたら俺でも必死になって止めるっうの。
ご多分に漏れず、今回の件でもそうなった。
てな訳で【賠償金と謝罪文】、このふたつをもって手打ちにする協議が成立したそうだ。
賠償金も一括支払い、という訳でなく、どうやら毎月の広告費に上乗せという形。
謝罪文についても、誰の名義にするか?で持ち帰り。
まぁ代理店の社長名義にしたら、担当者の責任は相当だろうからなぁ。
金額は持ち帰りの未定なので、こちらの要求額が通るかどうか分からない。
っうか、こっちから○○円払え!ってやると、恐喝だからな(笑
が、しかし。
謝罪文については妥協しないぜ?と出版社に伝えてみた。

例の広告企画、次号で第三弾をやる予定だったのな。
俺的には、そんな騙し討ちかけたような企業の仕事なんかしたくねぇ!と突っぱねたが
数千万の穴を開ける訳にはいかない企業間の手打ちで、続行が決まった訳だ。
ならば、と。
その作業に入る前に賠償金はともかく、謝罪文が届かないと作業をボイコットするぞ、
それぐらいの我は通させてもらう、と。
謝罪文が届かなかったら、まったく別の企画に勝手に差し替えて本作るからな!
それだけは主張してみた。
フリーランスとして仕事を受注させて戴く側のせめてもの抵抗であり、意地。
ここが、今回の件での個人的な最終絶対防衛線。
さすがにこれは了承を得た。

…正直に書くと、了承を得たような気がする。
…さらに正確に書くと、出版社が了承しなくても間違いなく「やる」んだが(苦笑



この騒動は、もちろん読者は知らない。
まぁ、他誌への盗用に気が付いた読者も、さすがに多かろうとは思うけど。
知ってても関係は無い訳よ、その本が持つ面白さとは、まったく別の次元の事なので。

客を呼べる文章が書ける、という事は逆説的に、客の呼べない文章も書ける訳。
俺が「わざと」手を抜いて一切アクセスをする気にさせない文章ってのも、正直書ける。
ツボを知ってるからツボを刺激しない様に書くのも簡単で。実はな。
この件は読者には一切関係ない訳よ、何度も書くが。
そして、そんな事をしてしまえば雑誌自体が面白くなくなる→売れなくなるだけの話で。

苦渋の選択だなぁ、と。
自身のプライドと正義感に忠実であればあるほど、クオリティを下げるしかない。
しかし、本を作っているプライドに忠実であれば、クオリティを下げるなんて有り得ない。
先に結論から書くと、本を作る事に手を抜くつもりはない。
謝罪文が間に合わなくとも、全力で第三弾の企画広告を仕上げるだろう。
だって、読者は関係無いんだから。

デザイナー・プランナーとしてのプライドを殺せば、本は面白くなる。
エディターとしてのプライドを殺せば、自身の誇りは死守できる。
どっちに転んでも、何かを押し殺して生きる。
その代償として得るのは、いくばくかの金と、まったく気持ちの篭もって無い紙切れ一枚。
これが「おとな」としての落とし所。
おとなは。
まったくおとなは。

生きるって、辛いなぁ(笑

と、笑いマークを付けないと少々やり切れない、真夏の昼下がり。
仕事が俺を呼んでいる。


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