<< 【続報】2012年版ハリウッド・ゴジラ、デザイン資料捜索行。 | main | 暑い時期に読むべき、いま日本で一番熱い漫画。 >>

スポンサーサイト

  • 2016.08.26 Friday
  • -
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

一定期間更新がないため広告を表示しています


アナログな夏。


地上波も本日、とうとう終わってしまった訳なんですが皆様はいかがお過ごしですか?
どうですか、地デジは綺麗ですか?
三十路は皆様の御推測通り、モチのロンで新型TVなんぞ買っておりませんで。
うはは、さらばTV!な生活に突入っう訳でしてな。
TVはアナログ、携帯はmova、髪を切る時は床屋一択。
ってな、THE昭和アナログ生活をここ何年も満喫しております。
そんなエンジョイ&エキサイティング三十路のアナログ思考を少し書き記しておこうかと。
いざという時のために、何か大事件でも起きた時のために。
TVって必要か?そんな問答を随分昔、友人とした事があったような無かったような。
友人も別段、TVなんぞ特に観ない生活をしてたと思うのですが、
TV不要論を唱える三十路に対し、上記の理由で必要論を堅持したまま結局散会。
ニュースぐらい観ろよ、そんなふうに別れ際に言われた覚えがあるんですが、
そのいざって時であり、大事件が起こったのが今年3月11日な訳で。
今、振り返って思うのならばTVなんぞ全然いらなかったなと。
もちろん、生の映像で観る被災地の荒廃ぶりは息を飲んだのは確かなんだけど、
その映像すら、所詮はフィルターを通してる訳で。
ネット検索じゃないけどフィルタリングされた情報なんてのには情報の価値が無いと思う。
観たいモノしか観せない、観せたくないモノは観せない。
そんな偏った断片だけ鼻先にぶら下げられて、何をどう判断すりゃいいのかと。
っうか、そんな偏った情報で何かを判断したらいかんだろうと思う。
だってさ、誰かTVで被災者の遺体、観たか?
そういう事。
別にTVでグロ映像が観たい訳でもないし、そんな趣味なんぞも無いんだが、
瓦礫だけ切り取って観せて、そこに有ったはずの命の痕跡を隠す。
隠して隠して無かった事にして、何を伝えたいのかと。
震災の時、CNN(だったと思うんだけどうろ覚えですまん)が映し出した、
瓦礫の山から片腕を突き出して、何かを掴もうとしていた小学生の遺体の映像を観た時。
震災発生から何日後だったっけかなぁ、アレを流してたのは。
さすがの海外TV局も全身を映す事はしていなく腕だけで、
自衛隊員が気の狂った様な悲愴な表情で必死に掘り起こそうとしている映像でな。
あの時、初めて泣いた。
どうしようもない絶望感、もって行き場のない怒り、何処にも捌け口の無い哀しみ、
それがわずか数秒間、数十秒間の映像の中に詰まっていて、
それまで平静を保とうとしていた精神が一気に崩れ落ちた時だったなぁ。
日本じゃそんな放送、出来ないしやれない。
でもさぁ、あそこにはそういう無数の命の痕跡がある訳で。
そういうのを隠し伏せたまま、感じる事なんていうのは多寡が知れてるんじゃないかと。
アレもだめ、コレもだめ。規制しても苦情、苦情が来るから規制。
悲惨かもしれないけどまぎれもない現実なのに、
そういう現実をボカして切り取って排除して観せる映像は、ただの偽りなんじゃないかなぁ。
真実を観せないで、偽りの映像ばかりを観せる日本のTV。
グルメにクイズ、相も変わらず惚れた腫れたの三文芝居。
芸を見せるべき人間は、その芸も見せずに小学校のイジメみたいな構図で笑いを取り、
通販通販タイアップで自局の売り上げばかりに血道をあげて。
そんなもん、人生に必要かな?
あれば困らないとは思うけど、生きて行くのには別にいらないんじゃね?
そう思う訳で。

震災の時、出版社に居たのな。納品で。
正確には自宅にいて仕事してて、その日に納品しないとアウト!な仕事だったから、
夕方ぐらいに出版社に出向いた訳なんっスけどね。
電車は全部止まってるからタクシーで乗り付けた訳なんですが、帰りの電車が無くて。
で、その日はそのまま出版社でマック借りて朝まで仕事してた訳なんですが、
TVなんかよりも携帯の凄まじさに驚かされたね。
携帯、っうよりもツイッターか。
その出版社では漫画もやってるのな。で、漫画家さんってのは東京以外が多いのな。
これは意外とびっくりしたんだけど、過半数は地方在住な訳。
で、被災地の東北在住っていう方も幾人かおられたみたいで勿論生存が不明で。
そこで編集者がとった手段ってのが、ツイッターで呼び掛けまくるのよ。
三十路は前述のように未だにmovaな人なんで、ツイッターがよく分からないんだけど
アレってさ、傍から見てて伝言ゲームみたいなのな。
誰かが呼んで、誰かが応えて、またその向こう側に呼びかけて、みたいな。
で、ちょっとずつ東北方面に近づくんだけど、中々本人と繋がらず。
三十路が作業してる横で、悶々と担当編集がツイッターをにらめっこ。
現地の人からひっきりなしに発信される情報をより分けて、目当ての作家の生存確認。
TVを付けているよりも克明でリアルな情報が波の様に押し寄せていて、
あぁ、阪神の時から随分と時代も変わったんだなぁと思ってしまった震災当日の夜。

同時に驚いたのがスカイプだった。
当時、関東圏内は携帯が即座に通信許容量をオーバーしてしまっててな。
三十路も実家からの電話が繋がったのが5時間ぐらい後で。
う〜ん、なかなか電話も繋がらんよねぇとぼやく三十路の横でスカイプで会話中の編集者。
もちろんネットもインフラ面で断線とか停電とかあると使えない訳だけど、
携帯なんかの電話局よりかは遙かに繋がりやすかったのな。
三十路はドコモなんでまぁ当然なのかもしらんけど。
銀行?あんなトコのインフラなんぞ知らん(笑
ドコモのプレミア会員(10年以上継続利用者)としてその辺にコメントするなら、
安かろう悪かろうじゃ報われんのぅ、というだけで。

ま、何が言いたいのか?というと、今の時代はTVも越えてネットなんだなぁと。
先に述べたCNNの映像もネット経由で観たんですが、
情報伝達速度・情報量的な部分では、もう圧倒的にネットの方が早い。そう感じた訳で。
質も量も速度もすべてがTVを上回っていて、震災以降、
出向く先出向く先でみな、情報やニュースはネットから入手をしていた感じ。
もちろん、そこにはデマや噂、願望なんかも流れてくるから取り捨て選択ってのは大事。
流されっぱなしのままだと、デマッターなんぞ呼ばれる訳だしな(苦笑
まぁ正直、ネットもバランス悪いっスよ。
自分の見たいモノ、知りたいモノしか見ない知ろうとしないっていう傾向は酷いんで。
三十路にしてもそう。
なるべく多くのニュースを見ようとはしているけど、やはり偏りは免れない。
でもその気になれば、海の向こうの会った事も無いイチ怪獣映画ファンのブログに突撃し、
ゴジラの最新画像なんかも自分で入手出来る時代なのが、今の時代。
知ろうと思えば、観たいと思いさえすれば、それこそ地獄の底まで見聞出来る。
それがネットの強みだと思う。
翻ってTVはどうか?
即時性ではネットに負けて、情報量でも足元に及ばず、真実を知りたいと思う者も拒む。
雑誌と同じで、もう幾ばくも余命が無いメディアなんだなぁと。
水戸黄門も終わるんだっけか?
8時43分に印籠振り翳してれば、皆がハハーッと言う時代が終わろうとしてるのかな。
一億総中流時代、なんて呼ばれた共同幻想の夢は醒めようとしてる。
皆が同じ方向を向けば安心、そんな時代は終わるんだろう。
何も映さなくなった我が家のTVを傍目に見ながら、そんな事をふと思ったりもする夏の夜。

あんま、しんみりした話で終わるのもイヤなんで少しだけ延長戦。
ドコモで思い出した。
movaの話ですよ、movaの。
TVに続いて、movaも来年3月で停波になるんだけど未だに使用中な三十路。
そんな三十路に痺れを切らしたドコモから、毎月のように買い替えのお願いが届くんだが
今月になってようやく、ようやっっっっく、本気を小出しにしてきやがりまして。
mova持ってる人間には今、無料買い替えサービスってのをやってるのね、ドコモが。
で、そのラインナップだが、なめてんのかワレェェェ!?ってなモンだったのよ。
老人世代向けのラクラクホンと二世代型落ちのfomaだけっう。
いや、あのさ。
確かにデコメール送られても見れんし、モバゲーから招待状が来てもログイン出来ん。
そういう時代を三周ぐらい遅れてはいるmovaを使っているのは私なんですが、
だからってラクラクホンとか舐めてんのかっうの!
お好きな三色の中から選べます♪そんじゃ三十路はこのシルバーにしようかなッウフフ♪
って、この野郎!!!
機能が無いからって使わないんじゃないぞ、使えない、のが正しい日本語だコラァ!
っうか誰だよ、俺にデコメとかモバゲーメール送ってくる奴は。
いやがらせか、アァン?(苦笑
話がズレた。そうドコモの今月の無料買い替え機種ラインナップになんと!
とうとうスマートフォン「GALAXY S」が来やがりまして。
そうだよドコモ、てめぇこの野郎。ヤレば出来るじゃんかよぅ!
時代はスマートフォンじゃねぇかよ!分かってきたようだな、この野郎!
っうかもっと早く出せよソコらへん(笑
TVは買い替えなくても、さすがに携帯はそういう訳にはいかないんでな。
実はスマートフォンが無料交換に出すまで粘ってやろうと思っていたんですが、
とうとうドコモも顧客の取り込み、最終段階に踏み入ったみたいで。
でもさぁ。
あたしぃ〜GALAXYはGALAXYでも「GALAXY S SC-02B」がいいんですけどぉ〜。
む、そんな最新機種はまだ出せぬ死ねってか(爆

アナログで思い出した、もうちょい続けていいかね?
名刺っスよ、名刺。
もう三年近く前に新調した名刺100枚がようやく底を尽きそうで。
そろそろ三代目の名刺を作ろうかなぁと思ってるんですが、そこに悩みの種が。
今使っている二代目名刺、赤色でDESIGNERと大書きしてる名刺は
このブログで知り合った方々にも切った事があるんじゃないかと思うんですが、
今度の名刺、二種類作ろうかと思ってて。
もちろん一種は肩書きデザイナーで作るんだが、問題なのはもう一種。
そっちの肩書きを何にしようかと悩んでましてな。
三十路の仕事、何度か書いたから皆さん御存知だとは思うんですが
デザイナーで生計の半分、もう半分はフリーの編集まがいの事をして稼いでて。
企画から入稿まで完パケ納品の仕事があるんだが、
そっちは必要ならカメラマンもやるし、ライターもするし、もちろんデザインも。
色んな所にアポ取りから挨拶廻り、営業もする。そんな何でも屋。
で、さすがに毎度毎度デザイナーって書いてますけど、こういった仕事もしますんで
何かあったら宜しくお願いします、なんて言うのにも疲れてきてなぁ。
何か良い肩書きは無いか。
そんな相談を上記の編集者としてたら「プロデューサー」とか「ディレクター」とか?
いやいや今日びプロデューサーとかお前どんだけ怪しいっうねん!
そんな人間に仕事頼まんわ!とか大笑いされてなぁ。
アナログな出版時代を生きてきたから、考えつく肩書きもアナログ過ぎて(苦笑
いっその事、ハイパーメディアなんたらにすっか!と盛り上がったものの、
そんな肩書きの人間に名刺配られてアンタ仕事廻す?と訊いてみれば
いんや絶対廻さん!とか即答しやがった(爆
奇をてらうと正体不明で、王道にするにも芸が無いっうのが目下悩みの種で。
肩書きって案外昔から進歩が無いよね、っていうお話。

名刺で思い出した。これも言っておかんといかんような気がするネタなので手短に。
三十路の名刺、配られた方々にご伝言が。
そこにメールアドレス記載してんじゃん、PCの方の。
アレ、マシン変えたから今は使ってないのよね。
っうか窓にアウトルック入れ直すやり方が分からねぇ!ってのが正解なんだが(失笑
もう年末からmac壊れてるんで半年以上受信箱開いてないっス。
PCの方にメール送った〜とかいう人は携帯の方に再送頼むでやんすよ〜。
ってもmovaなんで500文字の字数制限あるけどな!(爆
てゆうか、なんぞ用があったら電話してこい電話。
非通知は着信拒否なんで気をつけろ。留守電あるから心配すんな。
っかメールとかチョ〜めんどくせぇ。
三十路も所詮、昭和生まれのアナログ人間なんでなぁ(自爆

三十路がTVを買い換えないのをダラダラと正当化してみましたが、
ホントのトコはアレだ。
自分のサラリーマン時代の毎日だが、出版業界ってのは意外とフレックス制でな。
出社はまぁ昼過ぎには来とけよ程度なんだが、帰宅は毎日終電当たり前で。
夜中の1時過ぎに帰宅、コンビニ袋をそこらに置いたらまずTVを付ける。
アレの繰り返しでおかしくなりかけてな。
TVを付ける事に意味は無いんだな、ホントのところはさ。
別に毎日、そんな深夜から見なきゃいけない番組があった訳でもなく。
誰かが話してる、人の会話みたいなのを聞いて気を紛らわせていただけでさ。
一人暮らしの部屋がシーンと静まり返っているのがイヤだっただけで、
TVを付ける事自体に何か目的があった訳じゃない。
別に観たい訳じゃないTVに向かって座りなおし、もぞもぞとコンビニ飯を喰う。
そんな生活に疲れてしまっただけ、っうのが本音で。
学生の時はTV観てないと話について行けないってのがあるから必須だけど、
大人になって社会に出れば分かるのが、同じ番組を観てれば盛り上がれるけど、
TV観てなきゃついて行けない、人間の輪に加われないって訳じゃない。
むしろ、いい年してTVばっか観てんのか?なんて事もしょっちゅうだったりする。
それでも一昔前は、ニュースや世の中の動静を知るためにTVが必要だったんだけど
今ではその代役をネットが十二分に務めてくれていて。
TVを必要としない年代に成り、代わりのモノが日常に存在する時代になった。
ただそれだけなんだろうなぁ、とは強く思う訳でして。
昭和は終わり、平成も流れて。ただそれだけ。
それだけなんだろう、たぶん。
みんなと同じ。みんなが同じ。
そういう目に見えない形の安心感みたいなモノが日本中を包んでいた時代。
それは幻だ、ただの夢なんだ、いつまで白昼夢に浸ってるんだ、現実を観ろ!
そういってリアルを突き付けたのは停波じゃなく、震災だったというだけなんだろう。
そのリアルが余りにも強烈過ぎて、もう一度夢の中に戻りたいけれど、
戻っちゃいけないような気もする。
だから僕はTVを買い換えない、という選択肢を今は選んだだけで。
必要とする人は見続ければいいし、必要じゃなかったら消してればいいし。
それだけなんじゃないかな、きっと。
何も流さなくなった砂空を観ながら、少し寂しくもあり、少し晴れやかでもあり。
そんなアナログな、三十路の夏はまだ始まったばかりで。



スポンサーサイト

  • 2016.08.26 Friday
  • -
  • 01:58
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック
calendar
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2024 >>
sponsored links
counter
POO_TWEETS
今月の標語。
access analysis
selected entries
categories
archives
recent comment
recent trackback
links
profile
search this site.
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM