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  • 2016.08.26 Friday
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みちのくみそじ旅・仙台編。


たぁとぉえぇ、どんなにぃぃ恨んでいぃぃてもぉおお〜、
たぁとえぇぇ、どんなに灯りがほしくてぇもぉぉおお〜、
ぅお前がぁ俺には最後のおぉぉぉんんんなぁぁぁああああああ〜〜〜。

サビの「お前が〜」の前にはやっぱ「ぅ」が入るんじゃないかと思う三十路です御機嫌よう。
演歌の良さが最近…35過ぎてあたりから?非常に心に染みる感じでしてな。
いやぁ子供の頃は演歌なんぞ鼻でフフンでしたが、大人になって聴くとヤヴァいよね☆
譲二ステキッ抱いて!みたいなもんですわ、こんな時間に(笑

さて。
今回は4/10に書いた「GOGO仙台。」の結果報告編というか旅の思い出なぞをつらつらと。
正直にぶっちゃけると、実際に自分の目で見てきた被災地の今なお深い傷跡に、
あんまブログ書きたくないなぁと思って、まだ旅から帰ってきてないフリをしていたんだが、
たまたま観たロンドン五輪のCMに堪えきれず、一席ぶちまけた訳でして。
うおっ、この腐れ三十路は東北への旅から帰ってきてやがったのかこんちくしょう!
そんなツッコミを入れてしまった愛読者もいるのではないかと。
うむ、バレてしまってはしょうがない。
という訳で、遂に東北巡礼の感想などを書くことに決めたんですYOOOOOぅ奥さんッ!!!
奥さん、の前にも「ぅ」が入った方がハァハァ的な意味での臨場感出るなぁと思う。
う?それ以前に愛読者のところで引っかかったってか?やかましい(苦笑
そんなこと言ってると、また替え歌すんぞ?

たぁとぉえぇ、どんなにぃぃつめたくツッコまれてぇもぉぉお〜、
ぅお前がぁ俺には最後のどぉくしゃぁぁああああ〜〜〜。

うむ、やはりお前の前に「ぅ」入った方が気持ちが籠もって愛情たっぷりな感じがするな。
それがたとえ髭面の同年代を読者として、頭の中で想定していたとしてもだ(爆
先に書いた記事の通り、今回の東北巡礼ひとり旅は「仕事のロケハンのため」だったのな。
ボランティアをやってきたとか、震災関連の出版物を出すための取材じゃなく。
なので今記事は、ある種の方々が期待するケレンミ溢れる現地告発記事って訳じゃない。
見たまんまのモノを思ったまんまに書くだけの、ただの忘備録っス。
それで気分を害される方もいるかもしれんが、そこんところは大人な対応でイッチョ頼むわ。

あと、先に書いておくと三十路のポリシーに「被災後は現地に金落とせ」ってのがあって。
阪神大震災当時は大阪の実家住みだったんだが、神戸には何度も遊びに行った。
その時は貧乏学生で、まぁ微々たる金額しか遣ってこれなかったんだが
今回の東北巡礼では大人になった事だしと、3日間で15、6万円は現地に落としてきた。
こんな復興支援なんてのは賛否両論、それぞれ思うトコが出てくるかもしれんが、
まぁ個人の主義であって、別に誰かに強制したりするつもりも皆無なんでイッチョ頼むぜ?

三十路は一応デザインを生業としているんだが、ここ数年は完パケの仕事が多くてな。
完パケとは「完全パッケージ」の略で、主に映像関係で使われるんだが、
取材して撮影したテープなんかを、そのまま放映出来る用に編集して納品する事の意味。
雑誌媒体における完パケとは、その企画(もしくは本まるごと)で使う写真なんかも
借りたり、自分で撮ったりと自前で用意し、デザインも済ませ、文章も書き込んである、
そのまま印刷に廻すだけのデーター状態にして納品する、って意味なのね。
なもんですから、実はデジタル一眼レフを持っていたりする。
キャノンのSX1-ISで発売・購入は4年前なんだが当時、9万近い金が掛かった。
周辺機器や備品も入れたら、なんだかんだで15万近い大金を投資した覚えがあって。
機能としては高性能ハイクラスではないんだが、まぁ使い勝手が良かった。
当時はまだまだ借金持ちな身分で、昼飯は煮干丸かじり、晩飯は煮干炒め、
なんかの極貧時代を過ごしていて、貧乏脱出の相棒としてフル活用していた訳ですよ。
そんな愛機を今回の旅にも持っていったのだが、仙台駅に新幹線が到着後、
まずは看板でも撮るか〜なんてカバンから出したらレンズエラーが出やがりましてorz
お前、昨日の晩のチェックん時はなんの問題もなく稼動してたやないかっ!?
そんな主人の悲痛な叫びもむなしく、電源入れても沈黙する相棒。
このままじゃ仕事にならん…なんのために仙台まで俺はやってきたんだか。
そのまま仙台駅前のヨドバシカメラに飛び込んで代用機買いましたがな、えぇ(´・ω・`)
そんな事しなくても、俺はちゃんと現地に金落としていくのに…!
スタート直後に大転倒したマラソン走者な気分になった三十路旅の始まりで。

予想GUYな出費を、仙台到着30秒後に強いられた三十路は予定行程の松島に。
ここは、京都の天橋立、広島の厳島とともに「日本三景」と謳われる場所で、
どんな感じなのかっていうと、海に無数の小島が並んでいるってな風光明媚な観光名所。
…のハズだったのだよな、3.11前までは。
あれから1年が過ぎ、果たしてどうなっているのか?
ネットでは事前に色々調べて最新情報や画像なんかも見てはいたんだが、
自分の足で歩いて、自分の目でみてみない事にはなんとも。
そう思って行ってみようかねぇ〜、いや行かねばならぬ!と実際に足を運んでみたんだが、
駅のホームから観る光景は、アレ?なんか予想通りの観光地な感じなんですけど。
おろ?なんか震災のイメージが強すぎて、俺が勝手にビビってただけ???
駅前にはバスがたくさん止まっており、一緒に電車から降りた観光客も多数。
4月上旬、春の昼下がりのよく晴れた松島は風も爽やかで、空も海も穏やかで蒼い。
実は松島方面に向かうJR線が未だ完全復旧していないので、
この松島海岸駅では代替バスへ乗り換える現地の人たちが多かったのだが、
最初はそれに気付かずに、バンバン観光バス止まっては動いてんなぁ〜と勘違いしてて。
しかしまぁ、のどかな春の午後。
そう思いながら駅前ロータリーを出て、松島方面に一歩左に曲がった瞬間に身震いした。
観光名所、それも日本三景なんて謳われるぐらいの超メジャー観光地。
その駅前一等地にも関わらず、観光地にはお馴染みの駅前土産物屋が並ぶその裏手、
そこがすべて更地なのな。コンクリの基礎だけを剥き出しにしたままで。
松島到着30秒後に観た、この光景には正直腰をぬかしかけた。
おそらく津波が浚っていったのか、壊されて危険だから解体したのだろうけども、
駅前を一歩裏側に廻ると、なんにも無い空き地。
震災から一年なのに、そこまで復旧が間に合わないのか…と暗い気持ちになりつつ、
そのまま歩いていったのだが、海岸線にそって道路があり、土産物屋や食堂が続くのな。
平日だったから?半分以上は閉まってシャッター街みたいになってたんだが、
その中の一軒の自動ドアに「津波はこの高さまできました」っう張り紙がしてあったのよ。
並んでみた。俺のあご下、胸上ぐらいまである。
三十路は身長が172センチなので、ざっと140〜150センチ以上な感じ。
あ、こりゃ飲まれたら死ぬ。問答無用で死ぬ。
それが第一印象。
不謹慎かと思う言い回しかもしれんが、すまん、それ以外の言葉がその時は出なくてな。
現地で商売してる人的にはよ?
推測なんだが、津波を連想させると観光客が減る、もしくは回復しないと思ってか、
そういった具体的な震災被害を示すようなモノはその一軒だけしか見当たらなかったが、
いや、こういうのはちゃんと示しておいた方がいいんじゃねぇかなぁと思った。
ソコに行かないと分からないけど、行った人間には具体的に被害の尋常さが理解る訳で。
そんな事を考えながら歩く。
うん、写真も撮ったけど、今回はアップしない。
もし仮に行くような機会があったら、ぜひ自分の目で見て欲しいと思うのでな。

で、松島ってのは海岸を含む島々が見所になる訳なんだが、
コレ、文章だけ読んでるとイメージが違う。
三十路も実際に行くまでは間違ったイメージを持ってたんだが、
海岸、それも太平洋側だし、天橋立や厳島みたいに(コレはどちらにも行った事がある)
砂浜が広がってて、その向こうに小島が並ぶ…ちょっとフィジーみたいにステキな感じ?
と思ってたのだが、実際は白くて広い砂浜なんぞは無くて、
護岸工事して防波堤→即→海みたいな、浜じゃくて、港、っう感じの場所なのな。
で、その防波堤がまぁボロボロな訳なんですよ。
松島海岸の入り口に当たる、だだっぴろい広場みたいな場所はさすがに修復済みだが、
ずっと奥の方まで歩いて行くと、至る処に黄と黒の工事用ロープが張り巡らされてて
あっちの舗装は剥がれ、こっちの護岸はもげ、ってなままで。
この夜、仙台市内に戻った時に貸し切った現地のタクシーの運ちゃんに聞いたんだが、
復興が間に合ってない、そうだ。
松島でもようやく基礎打ち始めた民家とか、ようやく壁を塗り終わりました、ってな家が
観光客の通らないような裏通りに入れば、あっちに2軒、こっちに3軒、とあって。
工事はやはり、道路とか線路とかインフラ優先で、とてもじゃないが民家なんぞ後回し。
それが仙台、というか宮城全域の現状だそうで。
でも、話を聞くと実はまだ松島は幸運な方だったそうだ。
実際に行って見てみるとわかるんだが、松島ってのは小島が無数に入り組んでる海で。
その小島が、自然の防波堤の役目を果たしたそうで、津波による死者は1名とか。
それが本当かどうかは検証する術がないのだが、松島の島を見るとさもありなんと思う。
海岸沿いすぐの、短い橋で渡る小島に、五大堂というちっこい御堂があるんだが、
1604年に伊達政宗が作ったそうで、木造のホントにちっこいお堂なのな。
いやいやいや、なんでこんな古い建物が無事な訳?と思っていると、
自然の防波堤が津波から守ったそうで、いやぁ、マジ自然の怖さと同時に偉大さも実感。
で、この松島では観光客が足を運ぶ見所のあるような地域のその先、
宿泊客が訪れる旅館が立ち並ぶ地域のさらにその向こうまで足を伸ばしてみた。
壁を塗り替えたばかりの旅館の隣区画は、まだ更地。
ガワだけ残った工場?みたいな中を、じいちゃんが独りで黙々と片付ける現場も見た。
そこだけは時間が止まっているみたいで、なんかしんみりしたなぁ。
空が青かったのが、また、なんか辛くてな。

松島の名産といえば牡蠣な訳ですよ、ぅ奥さんッッ!!!
厳島(宮島)でもそうなんだけど、島に囲まれた波の少ない穏やかな海(内海)は、
牡蠣の養殖とかに持ってこいの場所なんだってな。
松島でも牡蠣が名物で、それを調理して食べさせてくれる食堂が並びまくりなんですが、
いやはや、コレがまたのきなみ開店休業状態なんですよ、マジで。
観光客はお堂を見たり、回遊船に乗ったりはしてるだが、誰も飯屋には入らないのよ。
観光客の流れも小半時間ほど、しばらく観察してたんだけどな。
店自体はどこも半壊とかしてないし、ノボリやメニューも並んで綺麗なんですが
えぇ、アレだろうな、福島に近い海で獲れたモノとか食いたくないんだろうなぁと邪推。
三十路は牡蠣なんて滅多に喰えないから、前日からネットでお店探ししてましたがな。
あほう、旅の醍醐味は現地の食だろうが!
特に歳喰ってくると、亜鉛とか取った方がいいんだぜ男はYO!!!
…やはり、そっち方面の理由かとかツッコまないでくれるかな、そこのお嬢ちゃん?(笑
で、随分と遅い昼飯にために一軒の食堂に入って牡蠣&アナゴ丼を頼みまして。
おばちゃんが生牡蠣をご一緒にどうどすか?って訊いてくるもんだから、
うむ、ナマいっちょ!いや、やっぱ焼きで!と頼んでみましたさ。
60ぐらいのおじちゃんが、店の中にある生簀から牡蠣を取り出してくれるんですが
その横顔がなんとも嬉しそうでなぁ〜、ほんとに。
ルンルン、と音符が付きそうなぐらいの嬉しそうな準備支度を見ていると、
あぁホントに観光客は牡蠣、喰わねぇんだなぁ〜、久々に注文出たのかなぁ〜などと
邪推中の邪推を働かせてしまう訳でしてなぁ。なんか泣きそうになった。
ほっかほかの焼き立て牡蠣が、これまた美味い。
もちろん身を喰った後は、貝殻に溜まった汁まで飲み干してご馳走様。
人間、死ぬときゃ死ぬんだ。
大人はさ、それまでに美味いもんいっぱい喰ってた方が幸せだと思うんだけどな。

夕日が松島を照らす頃に、電車で仙台市内に移動。
道中、遂に見てしまった。
ちょうど仙台港を通過する辺りかな、5階建てぐらいのコンビナートが半壊なままのを。
人体模型のような、まっぷたつのままで内部がえぐれたままの。
車内から遠目で観ての推測で5階立て?と思ったので、実際はもっとデカいのかも。
それが、本当に半分ぶっ壊れたまま夜の帳に飲み込まれようとしていて。
あぁ、遂に見ちゃったか。
なんかアホの子みたいな感想で申し訳ないんだが、それがホントの第一印象。
デカすぎるから逆に壊せないのかなぁ、などと思いながら電車は進む。
あれだけが、その場所から浮き出したかのように違和感を漂わせながらそそり立っていて。
まだなんにも終わっていないんだなぁ、と。

駅から徒歩4分の市内のビジネスホテルに着いた頃にはどっぷり日が暮れていたのだが、
驚いたのが、駅前の人の流れ。
ちょうど帰宅時間とタイミングがあったのだろうけど、なんだこの人ごみは?と、
渋谷・新宿が見慣れた東京在住の三十路がびっくりするぐらいの人波で。
仙台ってこんなにデカかったっけ、街。
そう思うぐらいの人の数に、立ち並ぶ高層ビル。
なんだよ、あのユニクロのいかにも金掛けてますってなガラス張りの偉そうなビルは。
と、なんの罪もないビルにいちゃもんをつけながら市街地を歩いていると、
本当にあっちゃこっちゃに目に付くのが『頑張ろう東北』の文字。
どんな店先にも、どんな電柱にも、どんな街灯にも張りまくって並んでいるガンバロウ。
…これ、誤解を恐れずに正直、思ったままに書く。
被災者に喧嘩を売っている訳ではないのだが、そう思われてもしょうがないんだが書く。
ちょっと、っうか、かなり鬱陶しい。
鬱病の人に「がんばろう」は禁句、っていうのを聞いた人は多いと思う。
がんばろうと思っていてもがんばれないから、そういった言葉を掛けるのは却って逆効果、
という心理的な面からの処方なのが、その意味合いなんだが、
仙台の街中歩いてて、生まれて初めて鬱病患者の気持ちが分かったような気がする。
それぐらいあっちこちに、2歩あるけばまた新しい「がんばろう」の文字、
それが立ち並ぶ。
ぶっちゃけて良いですか?アレは異様な光景だった。
神戸はもちろん、大阪でもスローガン的な垂れ幕やポスターなんかはあったんだが、
あそこまでの数、あそこまでの量ってのは見かけなかった。
右を見てもガンバロー、左を見てもガンバロー、上を見ても後ろを見てもガンバロー。
アーケード街にガンバロー、居酒屋の扉にガンバロー、ゲーセンの自動ドアにガンバロー、
眼鏡屋にガンバロー、カラオケボックスにガンバロー、コンビニにガンバロー…
「頑張ろう」がゲシュタルト崩壊wwwwwなんてVIPノリのなまやさしいもんじゃねぇ、
マジで気が狂いそうになった、というのが正直な感想で。
津波に襲われた松島では、本当にただの一言すら見かけなかった言葉がよ?
揺れたぐらい、精々青葉城の石垣が崩れたぐらいの市内では溢れかえっている現状。
これはなんかおかしいんじゃねぇかなぁ?
お前ら、ホントにがんばろうって思ってんのか?と。
がんばろうの波に乗っとかないと不謹慎、思いやりがないって言われんのが怖いだけじゃ?
そう思ってしまうぐらいのガンバローの津波が、市内を浸しまくっていて。
いや、がんばらんとイカンし、がんばってほしいとは思う。
東京にいる三十路ですら、なんかがんばらんとアカンだろうなぁと思ってはいる。
だけどもよ。
アレは異様過ぎて、得体の知れない恐怖をも感じてしまった。
ガンバローと思えない人間は人間にあらず、そんなファシスト的な、言葉狩り的な空気。
ガンバローで洗脳することで、思考停止するのが当たり前かのようなあの羅列。
無言の圧力が街を覆い尽くしているような気がして、怖かった。
と同時に猛烈な怒りすら感じたのだが、
その怒りは多分、その圧力に屈しようとしている自分自身に向けられていたような気がする。
よく分からないし、言葉でも上手く説明出来ないんだが。
ガンバロー。
その言葉だけがひしめき合って蠢いている様に、その瞬間の気持ちを正直ぶっちゃけると
吐き気しか感じなかった俺は、実は人として終わってるのかもしれん。

この記事のTOP画像にある、伊達政宗像がある青葉城址に日没後に向かってみた。
市内に戻ってからは現地の人の話がどうしてもナマで聞きたくてな、
タクシーを貸し切って、市内をあちこちに走ってもらいながら道中話を聞くことに。
青葉城自体は何度か、確か今回で3度目か?来た事があるんで、まぁ特段感想は無い。
正宗さんちわーっす、ごぶさたっス。相変わらずの偉影っぷり、渋いっスね〜。
今日は夜だしライトアップされて、一段と観光客にモテモテっしょ?
ってなもんぐらいですか(苦笑
そうなんです、正宗像は夜はライトアップされてて、仙台の素敵な夜景も観れるんですが
なぜかこの日は、先客に地元のカップルが一組だけ。
新宿なぞに比べても何の遜色の無い、大パノラマで眼下に繰り広がる仙台の夜景を、
なぜか還暦前後の運ちゃんと2人、缶コーヒー飲みながら観る三十路。
正宗さん、俺にもメゴちゃんみたいな嫁、ほしいっス。
イロハちゃん、どうっすか?え?俺に御義父さんなんか呼ばれたくないって?
えぇ〜、それきついっスわ〜。
夜景を見ながら、そんな脳内即興コントを繰り広げる三十路。
うむ、間違いなくヒトとしては終わってる(爆
いや、実際はその運ちゃんがチョー良い人で話題も豊富だったから楽しかったんだが。
詳細は書かないが、その運ちゃんは三十路が目撃した仙台港あたりに会社があるそうで、
津波直後の生々しい話や、被災直後の仙台での混乱や窮困ぶりについて語ってくれた。
復興特需がガチである事や、その裏事情、ハイエナみたいな各業種の金の動き、
まぁ書いちゃうとブログ停止どころか、命狙われそうな話まで聞かせてくれて。
そんなこんなで街を流しながら身振り手振りで語ってくれるうちに、
泣くんだな、コレがまた。
ちょうど同僚の骸を土砂から掘り起こした、という話のくだりあたりだったか。
記憶が甦ってきたんだろう、張りのある声が嗚咽に震えだして、肩も波打つんですわ。
自分の父親ぐらいの歳の、大の男が泣く訳ですよ。
ありゃ堪らんね。
でも、それでも他人を恨むような台詞は一切その人の口からは出てこない訳なのよ。
政府や行政がね、だらしない頼りないってのはしばしば口にしてたんだが、
だからといって誰かのせいにしたり、何かのせいにしたり、みたいな事は一切言わない。
あぁ、偉いなぁこの人。
そんな風に後部座席で感心しちゃってな。
その後に入った牛タン屋の若旦那とも、客が三十路だけだったのに甘えて、
小二時間ぐらい話し込んだが、こちらも俺より若いのに達観してて。
不平不満もあるのだが、そんなのを撒き散らしてもナニも解決しないし前進しない。
それよりはより良い明日のために、日々の工夫を凝らしてそれを楽しもう。
そんな、THE日本人、みたいなのを垣間見たような気がする。
震災関連の議論でネットで騒ぐのは、案外、というかほぼ確実に
震災の当事者じゃないんじゃないか?と思う。関係ないから騒ぐ、みたいな。
現地に住むホントの当事者たちは、粛々と為すべき事を為し、地道に今を生きている。
彼らにしてみれば、言われなくても自分のために頑張っている訳で、
その頑張りってのは、生きるために当たり前の事であって、
別段いつも以上に声を張り上げなくちゃいけないって話でもないんだけどな。
そんな事を言外に漂わせながら、泣いたり笑ったりして生きていた。
それを見て、あぁ日本人ってこうだよな、って思える自分がちょっとだけ嬉しかった仙台の夜。

夜も更け、大人な活動時間を迎えた頃、三十路は仙台市内の歓楽街・国分町に居た。
おうよ、現地の経済活動に貢献するには現地の人が稼げるようにするのが一番。
どうせ稼いでもらうなら、むさいオッサンよりピチピチなお姉ちゃんの方がいいじゃないか。
そう思ってました、仙台に来る前日までは。
正直に白状すると、ネットでキャバクラからソープ、デリヘルに至るまで情報収集し、
さぁ〜て、どこのお店で遊ぶかな、ぐらいの勢いで乗り込んだのさ。
だがしかし。
号泣運ちゃんとの夜景見物→牛タン屋若旦那の被災生活知恵袋、みたいな
激烈コンボを喰らって、もうね、遊ぼうという気にならなかったのよ。
あぁ俺も老いたか(苦笑
その街が元気かどうかは歓楽街の人の流れを観れば分かる、のが信条の三十路、
とりあえずは国分町をフラフラと歩いてみたんだが、ホストみたいな男が実に多過ぎる…!
なんだろな、大阪にも6年帰っていないんだが、その6年前に梅田歩いた時、
東通り商店街のホストの多さにびっくらこいたんだが、アレに非常に似ているなぁと。
今の梅田はどうなってるのかしらんが、仙台はマジ当時の梅田みたいな空気。
復興で人が集まる→繁華街に金落とす→お姉ちゃん稼ぐ→その金を狙う男が纏わり付く→
そんなヤサ男目当てのしょんべん臭いガキが溜まる→その小娘狙いの男が徘徊する→
徘徊男を店に呼び込もうと客引きが溢れる→それらが食うお店の出前が行き交う→
そんな無限コンボが成立してて、いやぁ歩きにくいのなんのって。
ま、街が元気なのは良いことだ。
こんだけ人が集まる=金が集まっている訳なんだし。
あちこちで欲望の暗い火花が散らされるのを、ほほえましく見物しながら、
すまんなぁ〜オッちゃんはこれからホテル帰って寝るんやぁ〜とボヤキながら帰宿。
こうして仙台の夜は(個人的下半身な意味で)不発に終わったのですた。

これにて、三十路旅の前編は終了。
この記事を書き出したのが夜中の2時53分で、今は朝の7時過ぎ。
これだけ書くのに実に4時間掛かったんで、今回はもう勘弁してくれというのが本音で(苦笑
なるべく記憶をたどって、その時々に感じた事を正直に書いたつもりなんですが、
途中途中に神経逆撫でするような言い回しがあったかもしれんです。
もし、気分を害された方がおられるのなら先にお詫びを。
今回の話は仙台という、東北最大拠点での話なので岩手や福島では事情が違うだろう。
けども、だ。
やりきれなさを身に纏いながらも、それでもそれぞれの道でたくましく生きる人間に感服、
そしてそれを今回目の当たりに出来たのは、眼福だったと思う。
実はGW中にもう一度、仙台入りする事が昨日決まった。
今度は仕事の本番なので、こんなに自由な動きはまったく出来ないのだが、
今を生きる仙台の人々を、今度は冷徹なまでに切り取ってこようかと思ってはいる。
それがいつ出る雑誌の、どこに載るかは書かない。
聞かれたって書かない。
が。
もし、見かけるような事があったらその時は三十路というフィルターを通した仙台の今を、
ぜひにその眼で確かめてもらえれば、写真と文章を通して感じてもらえれば、
雑誌という世界で仕事をしている身には、非常光栄な事であって。
そういうのが、本との出会いだと思ってる。
そして、その向こう側に本当に居る、生きた人間との出逢いに繋がると信じている。
願わくば、貴方の世界を広げる手助けに三十路の創る本が貢献せんことを。
願わくば、三十路の創る本によって救われるナニかがありますように。

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