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  • 2016.08.26 Friday
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【2012年度ver】泣けるコピペ─私的30傑。


さぁて当ブログ年の瀬恒例行事、今年もやって参りましたっス。
年末の大掃除は何も家ん中や車だけじゃあない、心の大掃除も済ませないとNE!

泣く、という行為は精神衛生上、非常に意味のある事。
人が泣く時には、免疫系に悪影響を与える不安や不快感などのストレスを
和らげる物質が体内で分泌され、その分泌物と一緒にストレス原因になっている悪物質を、
涙が道連れにして体内に排出してくれるのです。
さらには涙を流す行為は、歪んだ体内機能をリセットして正常状態に戻す効果も。
泣いたらスッキリする、ってのはそういうことなんですな。

んなコト言われても、大人になったらあんま人前で泣けなくなっちゃうじゃないっスか?
じゃぁ強制的に泣く機会を作ろう、ってコトで始めたこの企画ももう五回目。
年に一度、この年末にだけしかやらない企画なので、なんだかんだと五年目になりまして。
この一年間で知らず知らずのうちに、心に積もり溜まったゴミを一気に洗い流す…
スッキリしたら新年から気分一新、また頑張っていただこう!とそんな、心の大掃除企画。
今年も頑張って、ガッツリ泣いていただけそうなコピペをネット中から掻き集めてきたっス。
前回同様、コピペタイトルだけは管理人がつけて、ぺタリ。
テキストBOXの関係上、若干改行している箇所もありますが、なにとぞ御容赦下さい。

さてさて、2012年の心の大掃除のお時間。
ティッシュにハンカチ、バスタオル等を山盛りで御準備の上、先にお進み下さいませ。

【第一話:この前】
987 名前:921 - 1/4[sage] 投稿日:03/04/13 05:43 ID:X8cmC/62 
この前妻に先立たれたんですよ、この前と言っても随分前だけどね。
で、生まれて初めて一人で乳児を育て始めたわけですわ。
正直最初は乳児を育てるのって簡単だと思ってたのよ。みんな普通に育児してるからさ。
あのね、俺が間違ってた。あれは男一人でやるもんじゃない。
女性だね、お母さんが愛情込めてやるものだよ。最初に寝かせつける時さ、
めちゃめちゃびびってお腹そろ〜ってさすって頭そろ〜っと撫でたのよ。
10秒くらいかけてさ。でなんか怖くなって手を止めちゃったのさ。
そしたら娘がさ「もっと撫でて!」って感じでぐずるの。
同じ過ちは2度繰り返さないのが俺よ。
だからお腹トントンしたのさ。えぇ、そりゃもうトントンしましたとも。
全てを忘れてトントンしたよ。ちょっと強すぎるんじゃないか、とか
実はそろそろミルクやる時間だとかオムツも確かめないといけない事とか色々忘れてね。
だって娘が撫でろって言ったからね。
そしたらエライ事になった。もうすごい号泣。すごい喧しさ。
耳元でシンバル鳴らされたくらい。空港の隣に住んでる人でもきっと驚く。
それで横見たら娘がすごい勢いで俺の事見てんの。ホントごめんなさい。
正直「男なら女房の忘れ形見くらい一人で育てるぜ!」なんて見栄張らないで
素直に娘と一緒に妻の後を追えばよかったと思ったよ。
心の底から一人で育てると決めた事を後悔して今後の事を不安に思ったね。
でも会社行って同僚に「赤ん坊の世話なんて簡単だな!
専業主婦なんてただの暇人だよ。」とか言っちゃってんの。
ホント俺ってダメ人間。誰か助けて下さい。

988 名前:921 - 2/4[] 投稿日:03/04/13 05:43 ID:X8cmC/62
この前娘の尻に赤い染み見つけたんですよ、初めてね。 
で、生まれて初めて娘の初潮に気付いたわけですわ。
正直最初はそんなの簡単だと思ってたのよ。みんな普通に気付いてるからさ。
あのね、俺が間違ってた。あれは男親が処理するもんじゃない。
女性だね、母親でなくてもいいからとにかく女性がやるものだよ。
最初に娘に知らせる時さ、めちゃめちゃ怯んで娘の肩そろ〜って叩いて「あのさ」って
静かに囁いたのよ。10秒くらいかけてさ。でなんか言いにくくなって下向いちゃったのさ。
そしたら娘が俺の視線に気付いてさ「もっと早く言ってよ!」とか怒るの。
同じ過ちは2度繰り返さないのが俺よ。
だから謝って生理用品買いに行ったのさ。えぇ、そりゃもう買いましたとも。
全てを忘れて買ったよ。俺は結構ごつい外見してる事とか
レジのお姉さんが結構若くて綺麗な事とか夜用と昼用がある事とか色々忘れてね。
だって娘が家で恥ずかしがりながら俺を待ってたからね。
そしたらエライ事になった。もうすごい血まみれのゴミ箱。すごい血まみれ。
俺の方が貧血になるくらい。赤ん坊一人の血の量くらいあるかもしれなかった。
それで横見たら娘がすごい勢いで俺の事睨んでるの。
ホント頼むから紙に包んで捨てなさい。
正直「男ならなんでも対応できるぜ!」なんて見栄張らないで素直に職場の若い子とかに
聞いておけばよかったと思ったよ。心の底から一人でパニクった事を後悔したね。
でも会社出て友達に話した時に「娘もこれで一人前だな!欲情すんなよ」とか言われて
顔で笑って腹で密かにむかついてんの。
ホント俺ってダメ人間。これから思春期迎える娘、俺一人で平気なのかなぁ。

989 名前:921 - 3/4[sage] 投稿日:03/04/13 05:44 ID:X8cmC/62
この前娘が大学受けたんですよ、初めてね。
で、生まれて初めて娘の合格発表を迎えたわけですわ。
正直最初は合格発表見に行った娘の電話待つのなんて簡単だと思ってたのよ。
みんな普通に待ってるからさ。
あのね、俺が間違ってた。あれは普通の親が待つもんじゃない。
裏口入学者の親だね、合格確実な親だけが安心して待てるものだよ。
最初に受話器上げる時さ、めちゃめちゃびびって受話器そろ〜って握って
そのままそろ〜っと耳に当てたのよ。10秒くらいかけてさ。でなんか怖くなって戻そうと
しちゃったのさ。そしたら電話の向こうで娘がさ「ちょっとお父さん聞いて!」とか言ってんの。
同じ過ちは2度繰り返さないのが俺よ。
だから「どうだった?」って聞いたのさ。えぇ、そりゃもう聞きましたとも。
全てを忘れて聞いたよ。高1の時から決めてた第一志望だとか強気な娘は滑り止め
受けてないとか…受かってたら彼女は一人暮らしを始めると決まってる事とか色々忘れてね。
だって娘が聞けって言ったからね。そしたらエライ事になった。もうすごい合格。
すごい「サクラサク」。満開過ぎて涙出てくるくらい。
遠山の金さんなら肌色が見えなくなってる。
それで横見たら鏡の中の俺がすごい勢いで涙こらえてんの。ホントごめんなさい。
正直「いい父親なら娘との距離は適度にとるべきだぜ!」なんて見栄張らないで
素直にもっともっといろんな話をしときゃよかったと思ったよ。
心の底から娘との会話が減っていた日頃の自分を恨んだね。 
でも妻の実家言って義理の両親に「これで一段落ですよ!
これからは少しは一人の人生楽しもうかな。」とか言っちゃってんの。
ホント俺ってダメ人間。娘よ、たまには帰ってきて下さい。

990 名前:921 - 4/4[sage] 投稿日:03/04/13 05:45 ID:X8cmC/62
この前娘の結婚式に出たんですよ、初めてね。 
で、生まれて初めて娘と腕を組んでバージンロードを歩いたわけですわ。
正直最初はバージンロード歩くのなんて簡単だと思ってたのよ。
みんな普通に歩いてるからさ。 
あのね、俺が間違ってた。あれは父親が歩くとこじゃない。
新郎だね、どうせ連れてっちゃうなら最初から新郎が腕組んで歩けばいいんだよ。
最初に歩き始める時さ、めちゃめちゃびびって右足そろ〜って踏み出して
左足そろ〜っと揃えたのよ。10秒くらいかけてさ。でなんか不安になって娘の方見たのさ。
そしたら娘がさ「お父さんしっかりして!ロボットみたいだよ」とか言うの。
同じ過ちは2度繰り返さないのが俺よ。
だから堂々と歩いたのさ。えぇ、そりゃもう歩きましたとも。全てを忘れて歩いたよ。
娘のドレス姿が眩しすぎるとか今からでも回り右してやりたいとか
時折励ますように娘が組んでる手に力を入れてくるとか色々忘れてね。
だって娘がしっかりしろって言ったからね。
そんで新郎のとこに辿り着いたらエライ事になった。
もうすごいキス。すごい突然頬にキス。しかも「私からの最後っ屁じゃ!」って囁きながら。
何だよ、それ。俺を泣かせたいのか、笑わせたいのか、泣いてやるよ。
それで横見たら新郎がすごい神妙な顔で俺の事見てんの。ホント幸せにしないとぶっ殺す。
正直「男なら余裕持って娘を送り出すぜ!」なんて見栄張らないで
素直に新郎を10発くらいぶん殴りゃよかったと思ったよ。
心の底から笑顔で送り出した事を後悔したね。
でも式場出て娘に「お前の世話も大変だったよ!
これからしばらくはお母さんとの思い出に浸るぜ。」とか言っちゃってんの。

「お母さん」でいてくれた時間が短すぎて名前で呼んだ事の方が多かったな、翠。
僕はいつも君と一緒にあの子を育ててきたつもりだ。
もう何年かしたら胸を張って君に会いに行きます。誉めて下さい。




【第二話:リゾ・ラバin鳥取】
604 名前:774RR[sage] 投稿日:2012/05/12(土) 23:19:06.45 ID:BYiKseV7
こんなの思い出した、爆風スランプのライブのMCにて

サンプラザ中野 
『鳥取サイコーッッ!』
 『鳥取にはまた来るぜーっ!』

イントロに入り
『全部う〜そさっそんなも〜んさっ♪』




【第三話:母子家庭】
962 :彼氏いない歴774年:2012/07/28(土) 06:44:28.30 ID:zfcIafi3
マックで、若い母親と男児の会話。

子「今日○○(近くの託児所)でーお母ちゃんの顔描いたー」(モジモジ)
母「は?マジで?見せてみ?」
子「これ・・・」
母「うっわw何これ!超美人に描いてあんじゃん!すげえ!色もすげえキレイじゃん!」
子「うふふー」
母「マジすげえ!才能あんじゃね?
  母ちゃん仕事増やして絵の教室とか行かせてやろっか!」
子「んーん」
母「あ?何で?」
子「お母ちゃんとおうちでカレー食べる方がいい」
母「・・・そっかじゃあ今日は夏野菜カレーにすっか!作んの手伝えよ!」
子「手伝うー!」

見た目と言葉使いででDQNな母親だと思ってごめん・・・何か泣けた




【第四話:死んでる暇なんて無い】
252 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2012/12/02(日) 20:28:24.57
今年の1月話。
うどん屋で、顔色の悪いガリガリのおじいさん1人と孫娘らしき美女3人が隣だった。
孫娘の1人は振袖を着ていて「あぁ成人式かー」と思ってぼんやり見てた。
孫娘たちは食べながら、
C「Aちゃん(着物の子)の着物キレイ!」
A「えへへ、華やかでしょー。」
B「私は来年、お母さんの振袖借りるんだ」
C「あ、あれ可愛いよね!私も再来年かりようかな」
A「あんたは背高いから無理でしょ。てか再来年とか気早いw」
なんて終始キャッキャしてて、おじいさんは目を細めてニコニコ。
でもふと「Cの成人式まで生きてるかなぁ」ってつぶやいて一瞬シーンとなった。
多分病気なんだろう。素人が見ても体悪いんだなって顔色だった。

3人ともすぐ
「やだー、おじいちゃん何いってるのwまだ70でしょ!」
「うん、あと20年は生きてもらうwww」
「そうだよwwこれから私達、卒業・就職・結婚・出産というイベントだらけwww」
「こりゃ見逃せないwwしかも3人分www」
「全然死んでる暇ないwwwどんまいwww」
ってふざけてたけど、3人とも涙目だった。

帰るときも
A「私バイトしてるから、ここのお会計は任せて!」
B「私だってしてるし!おじいちゃん帰りにケーキ買ってあげる!」
C「私だって!」
っておじいちゃん喜ばせようと張り切ってて可愛かった。 
おじいさんが良くなって成人式どころか、優しい孫娘さんの結婚式まで出られますように。




第五話:孫のプレゼント】
347: 名無しの心子知らず:2010/11/12(金) 17:21:54 ID:yq/leEkS
今日凄い泥ママを目撃したので投下 現役大学生で毒女な自分、
今日は午後からの講義がないので、半ドンで帰宅 その帰宅途中の電車内での話

思ったより人が乗っていたが、なんとか座ることができ、のんきに小説を読んでいた
乗ったところから2駅のところで、おじいさんが乗ってきたので、席を譲った
お礼を言われ、なぜか、孫の話を聞かされた
「うちの孫が、アルバイトしたお金でこれを買ってくれたんですよ〜」とDSiLLを鞄から出した

すると、近くにいたベビーカーを連れたママさんがパッとおじいさんのDSを盗って、
ちょうど駅について開いたドアから降りていった
おじいさんポカーンとしていたので、
代わりに「ドロボー!DSドロボー!」とホームに出て叫んだ
泥ママの近くにいた大柄な女性が泥ママの腕をがっしり掴んで確保すると泥ママ
「なんでドロボーなのよ!これは私のよ!」とか言い出した
事態を把握したであろうおじいさんがやってきて、弱弱しい声で、
「DSを開いた中に、私の名前が書いてある」と言う
そこで、事態を聞きつけた駅員が到着
訳を話し、駅員が泥ママに、DSに名前が書いてあるかどうかを改めようとした

すると泥ママ、いきなりDSを地面に叩きつけた
DSが折りたたみ部分で真っ二つに折れてしまった
「老い先短い爺がこんなもの持っていても仕方ないだろ!
だから私が有意義に使ってやるっていうのに何様のつもりだ!」
と言って再度逃げようとするも、腕を掴まれているので叶わず
そのまま駅員に連れて行かれていった

事情を聞く為におじいさんと一緒に自分も駅員室?についていった
駅員室に行くまでの間、割れたDSを胸に抱えて静かに泣いているおじいさんを見るのが
ほんとに辛かった
ここまで胸糞悪い出来事は初めてだった




【第六話:GOOOOOOOL!!!】
370 名前:水先案名無い人  投稿日:2007/08/04(土) 12:42:25 ID:oXvKqjwa0
昔知的障害をもった子がサッカー部にいてな 
でも皆から邪険にされず(それでも子どもの障害者意識みたいなものはあったけど)
仲良くしてて、そいつはゴールがどっちかもわからないのにがんばってて・・・
ある日接戦で2-2の試合をしていたんだ でも大切な試合じゃないし、
良い経験になるからって全員とっかえひっかえで出してたんだけど試合の終了直前、
俺がバックパスをその子にだしたのね
そしたらその子見事にオウンゴールきめちゃったわけ
敵もその子が障害者だとしってたみたいでクスクス笑ってた
んで、サッカーのことになると切れだすキャプテンが発した言葉が
「すげえよ○○!大逆転だ!!」
皆それに続いて「ナイス○○!」とか言ったりハイタッチしたりしてた
相手のポカーンとした顔とその子の嬉しそうな顔は今でも忘れられない




【第七話:野次】
63 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2010/08/08(日) 23:16:12 ID:ok4MrB0Y0
昔、プロレス観に行ったら盲目の女と同伴の男がいて、
試合中ずっと男が実況してあげてたわ
終わった後、男が周りに謝罪してたら
名実況だったぞ!っておっさんが叫んで周りの連中が拍手してた




【第八話:後悔先に立たず】
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/06/27(金) 23:40:49.69 ID:E26SzQzE0
中三の頃、母が死んだ 俺が殺したも同然だった・・・
あの日、俺が楽しみにとってあったアイスクリームを、母が弟に食べさせてしまった
学校から帰り、冷凍庫を開け、アイスを探したが見つからなかった
母親に問い詰めると、弟が欲しがったのであげたと言った
その時楽しみにしていた俺は、すごく怒った
母親に怒鳴り散らし、最後に「死ね!」と叫び、夕飯も食べずに部屋に篭った
それから何時間か経った
俺は寝てしまっていたが、父親が部屋に飛び込んできたので目が覚めた

「母さんが轢かれた・・・!」
あの時の親父の顔と言葉を、俺は一生忘れないだろう
俺達が病院に着いたとき、母親はどうしようもない状態だと言われた
医者は最後に傍にいてあげてくださいと言い、部屋を出た
それから少しして、母親は息を引き取った

その後、母親があの時間に外にいた事を父から聞いた
買い物に行くと言って出て行き、その帰りに車に轢かれた事
現場のビニール袋の中には、アイスが一つだけ入っていた事
救急車の中でずっとごめんねと呟いていた事
その時、俺のために母はアイスを買いに行って事故にあったとわかった
通夜と葬式の間中、俺はずっと泣いた
そして、今でもこの時期になると自然に涙が出てくることもある
母さん、ごめんよ
俺が最後に死ねなんて言わなかったらと、今でも悔やみ続けている




【第九話:家族写真】
640 名前:Trader@Live![sage] 投稿日:2012/07/24(火) 19:32:59.36 ID:qFr60yix 
俺が小さい頃に撮った家族写真が一枚ある。
見た目普通の写真なんだけど、実はその時父が難病(失念)を宣告されていて
それほど持たないだろうと言われ、入院前に今生最後の写真はせめて家族と・・・と撮った
写真らしかった。俺と妹はまだそれを理解できずに無邪気に笑って写っているんだが、
母と祖父、祖母は心なしか固いというか思い詰めた表情で写っている。
当の父はというと、どっしりと腹をくくったと言う感じで、とても穏やかな表情だった。

母がその写真を病床の父に持って行ったんだが、その写真を見せられた父は
特に興味も示さない様子で「その辺に置いといてくれ、気が向いたら見るから」と
ぶっきらぼうだったらしい。母も、それが父にとって最後の写真と言う事で、
見たがらないものをあまり 無理強いするのもよくないと思って、
そのままベッドのそばに適当にしまっておいた。

しばらくして父が逝き、病院から荷物を引き揚げる時に改めて見つけたその写真は、
まるで大昔からあったようなボロボロさで、家族が写っている部分には
父の指紋がびっしり付いていた。
普段もとても物静かで、宣告された時も見た目普段と変わらずに平常だった父だが、
人目のない時、病床でこの写真をどういう気持ちで見ていたんだろうか。
今、お盆になると、その写真を見ながら父の思い出話に華が咲く。
祖父、祖母、母、妹、俺・・・。
その写真の裏側には、もう文字もあまり書けない状態で一生懸命書いたのだろう、
崩れた文字ながら、「本当にありがとう」とサインペンで書いてあった。




【第十話:親孝行】
628 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 21:55:33.70 ID:yrjcr8wQO 
カチャーンとトーチャンに楽させてあげたい・・。

631 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 21:56:38.11 ID:4w1CbrE10
>>628 
      ,.=-''' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`-、 
    /               \ 
   ./                 .\ 
   {                     } 
   .|   / ̄""''-=,,,,_,,,,,,==-'''"\ | 
   .l,  .(  ,. - ' .、     ,. - ,  .}  | 
   l   > ,=ニ\ ゛ | ''゛_,=ヘ、 r' {_ 
  /~''i //_\_..`7| l、{''″/__`>ヽ |r`i 
  l .{`|./ ヽ二・ニゝチ、 ! .ゝrニ・二r  } ! i l 
  { {(l {      ノ | | ヽ   ::  }| ソ/  把握した 
  ヽヽ|.{    /  | |  \    i.|// 
   \|.i   /  ,,.. | l._,, . \  i !/ 
    乂i  /    - (__,)-゛   ' {丿 
    .l .!、.      ,. !.,  .,   / | 
    人 \   .!''''" ̄~ ̄`''!  / 人 
   ./ | .\ ,\  '-"" ゛-'  / / | .ヽ 
  ノ  .{  \ .ヽ,.,   .:   ,イ /  }  ヽ 
-'″  l    `' 、`.───″    .}    ヽ 

636 愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 21:57:15.40 ID:Hf7IDgro0
>>631
ちょっwwwまてまてまてwwwwww
その「ラクに」じゃないだろ




【幕間動画:MUSE / EXOGENESIS PART 3 (REDEMPTION) 鉄拳「振り子」ver.】




【第十一話:狐狗狸】
563 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2010/04/27(火) 04:30:04 ID:xYMCcdCz0
先日、暇だったので一人でこっくりさんをしてみた。
いつもなら紙と十円玉しか用意しないんだが、久しぶりだしちょっと怖いけど
本格的にやってみようと思い、窓を少し開けて油揚げを乗せた皿を置いてみた。
しばらくすると十円玉が動き、こっくりさん降臨。ここでなんとなく部屋の空気が重くなり、
金縛りにあってしまった。夢か現実かは分からないが、
窓際に白い霧の塊があり、ビビッテいたら十円玉が勝手に動き出した。
指は置いていない。身体は固まっているのに視線はなぜか十円玉の走る紙に自然と移る。

「 こ れ は …… あ つ あ げ だ 」
窓際に目をやると油揚げではなく厚揚げが置いてある。
しまった!間違えたorz
こっくりさんはかなり機嫌を損ねたようで、十円玉で、おまえはばかだのごみくずだの
罵倒してくる。俺は心の中で必死に謝るが、許してくれない。
こっくりさんが帰ってくれなかったらどうしよう......と、途方に暮れていたら、
ただ謝るだけの俺に怒りが消化できなかったのか、こっくりさんはトドメの一撃を放った。

「 お ま え  ど う て い  い っ し ょ う 」
「 み じ め 」
「 か お   き も い YO 」
恐怖に勝る深い絶望感で目から涙を流していると、また十円玉が動き出した。 

「 ご め ん 」
「 ち よ っ と  い い す ぎ た 」
その言葉を最後に十円玉は止まった。俺の金縛りは解けた。しかし悲しみは止まらない。




【第十二話:微レ存】
【速報】NTTドコモ 通信障害の発生で約10万人のメールアドレスを本人以外のものとシャッフル
http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/news/1324438202/75

75 名前:名無しさん@涙目です。(茸)[] 投稿日:2011/12/21(水) 12:38:45.39 ID:hfQQga2q0
俺にメールが来る可能性があるということか




【第十三話:知らぬが仏、見ぬが秘事】
485 名前:彼氏いない歴774年[sage] 投稿日:2012/05/04(金) 22:58:54.34 ID:yigxUhez
ゆうべの深夜ファミレス となりのテーブルに男2人に女1人。
女「ちょっとトイレ」と席を立つ
男1「…今日付き合ってくれてまじありがとー」
男2「まあ普通このメンツならもう一人女子呼べよな」
男1「だって緊張しちまって」
どうも男1が女を誘ったものの二人っきりに気まずくなって
男2を呼び出し遊びに行った帰りの様子
男2「告白すんの?」
男1「今日はもう無理そう…」
女戻り、男1が入れ替わりでぎこちなくトイレへ。
青春すなぁ、うらやましかすなぁとか思ってたら
男2「なんか今日びっくりしたんだけど。何あいつとデートしてんの」
女「えwwwなんか普通にただの用事で呼び出しかと思ったら
  いきなり遊びに行くとか言い出してさwww」
女、言い訳を並べて謝り続け、キメの台詞が
女「もぉ〜☆じゃあ今日のホテル代あたし持ちでいいからっ(はぁと」

男1ェ…




【第十四話:ライフ イズ デリシャス】
死のうと思って練炭を買った。安かったからサンマも買った。
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 22:44:16.55 ID:KNm7uo6h0
人生も悪くないと思えた。




【第十五話:きれいね】
259 :ぱくぱく名無しさん :2006/06/12(月) 21:35:25
一人暮らしを始めるにあたって、意気込んでフライパンを買った
ブランドとかわからんが、とにかく28cmのやつを1本
それまで、料理なんて全くしなかったんだが一人暮らしだから自分で作るしかない
そう思って、買った
空焼きしたり、油を馴染ませたり、手入れを怠って真っ赤に錆びさせたり
それを金たわしでゴシゴシやって、また空焼きして油を馴染ませたり
とりあえず、目玉焼きは、上手になった

彼女ができた
すんげーかわいいし素直
だけど、料理はぜんぜんダメだったw
たまの休みの日には俺が、ちょっとだけ贅沢してステーキを焼いた
彼女はミディアム、俺はレアが好きだった
このフライパンは、お前と出会う前から俺と一緒に暮らしていると言ったら
彼女はふくれっ面になって、それから笑った

俺と彼女は幸せな時間を過ごした
料理が下手な彼女は、目玉焼きを何度も焦がした
俺は笑いながら、焦げた目玉焼きを美味しく頂いた
大事なフライパンなのに、ごめんなさいと、彼女は詫びた
大丈夫だよと金タワシでこすって空焼きしたら、
彼女はフライパンの深く碧い色を「きれいね」と言った

彼女は、突然、いなくなった
事故だった

俺は今も、時々、フライパンを金タワシでこすって空焼きする
深く碧い色が蘇る
彼女の「きれいね」という言葉が蘇る
28cmのフライパンは、俺と一緒にいる
焦げた目玉焼きはもう食べられないがフライパンのおかげで、
彼女の「きれいね」は今でも、いつでも聞けるんだ




【幕間ショートフィルム:GIFT OF LIFE】




【第十六話:忠臣の系譜】
195 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/05/18(金) 10:07:52.61 ID:oBHBdhvo
青葉祭り2年ぶり開催記念投下

目玉ぶった切ったり焼きごて当てたり祝いの席で刀抜いたり子供殺すの止められたりと、
主君と濃すぎる絆を育んだ片倉小十郎景綱は1615年病没した。享年59歳であった。
忠臣として名高い景綱だが、一度出奔を図ったことがある。
梵天丸の守役となってしばらくしてからのことで、経緯ははっきりしないのだが
「こんな田舎でずっと最低賃金でとかありえねえ」というような事情らしい。
姉喜多に諭されて思いとどまった景綱は以後は幼い主を守り立てんと決意し、
目玉ぶっ(ry)たりしながら命懸け(息子のも)で伊達家に仕え、
秀吉や家康からスカウトされても断りその生涯を政宗に捧げた。
己が半身ともいえる側近中の側近の死に政宗は大いに嘆きいり、
三日間誰とも会わず食も断ったともいう。

景綱の没後も政宗の片倉家への信頼は些かも揺らぐことはなかった。
伊達家のホープとして早くから中央に出ていた二代目重綱は
大阪の陣で獅子奮迅の活躍をし、その武名はさる事情で参陣していない島津家久からも
重綱△とほれ込まれるほど(金吾的意味ではなく)轟き、
「伊達家の片倉」の名を不動のものとした。
幕府にも一目置かれ、美男子で男女問わずモテまくり、二周り年下の阿梅とはラブラブと
リア充全開の重綱は政宗の自慢の家臣であった。

1636年、死期を悟った政宗は最後の参勤の途につく。
重綱の居城白石に着いた頃にはすっかり弱っており、食事もろくにとれなくなっていた。
翌日、心配し町外れまで籠に付き添った重綱を政宗は励ました。
「明日にも天下に大事があればご先駆を承り、お前に先陣を務めさせ、
成実に指揮をとらせ、三人心を合わせれば、また一花咲かせられよう。
留守の間、国の守りはお前に頼んだぞ。だが、」
死を予感してから初めての弱音が零れる。
「おそらくは、もう会えぬだろうな」
老いた主君の独眼から涙がこぼれ、鬼と呼ばれた男も声を上げて泣いた。

出立間際、政宗は見送りに出ていた重綱の嫡子三之助に自分の脇差をさしてやり、
「小十郎はいつも良い子を持つな。祖父や父に負けぬ立派な武士に育てよ」と頭をなでた。
この幼い少年が後の三代景長で、寛文事件の際には混乱した国元を見事に取り鎮め、
伊達家の安泰に大きく貢献する。初代景綱の小田原参陣のすすめ、
二代重綱の大阪の陣での武功とともに讃えられる片倉家の三功である。
授かった脇差を握り締め旅立つ主を見送った三之助は
およそ一月後、物言わぬ棺を迎えることになる。

196 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2012/05/18(金) 10:16:00.73 ID:oBHBdhvo
そして三世紀の時が流れた。
1974年10月某日、仙台経ヶ峰は軽い興奮と緊張に包まれていた。
戦災で焼失した伊達政宗霊廟・瑞鳳殿を再建するため9月から開始された発掘作業は
順調に進み、ついにこの日政宗その人が眠る石室が開けられるのだ。
ゆっくりと重いふたが開かれ、閉ざされていた墓室に
三世紀ぶりに日の光が差し込んでいく、
その光景を万感の面持ちで見つめる一人の男性の姿があった。
片倉家15代当主、片倉信光氏である。
氏は当時白石で長く病床にあり、一人で歩くのもやっとであったが、
「政宗公の石室が開かれるというのに、俺が行かないで誰が行くか」と
心配する家族の反対を押し切り駆けつけたのだった。
かくして政宗は当代小十郎が見守る中、長い眠りから目覚めることになった。

ざわめきがやんだ。皆が固唾を呑んで見守る中、
時の流れにくすんだ頭骨が丁重に取り上げられ、秋の陽に鈍く光る。
伊達政宗と片倉小十郎、338年ぶりの再会だった。

信光氏は父の代から政宗を祀る青葉神社の宮司を務めており、
氏の逝去後はご子息の16代当主が引き継いでいる。
杜の都が最も美しい5月、政宗の命日にあわせて行われる青葉祭りでは、
祭神の魂を乗せた神輿が様々な災害を越えて100万都市となった仙台の街を巡る。
御霊移しの儀式を行い、渡御に付き従うのが宮司の重要な役目である。
「儀式の時、政宗公が私に話しかけてくることもあるんですよ」
忠臣の子孫は笑う。
「我が家は伊達家あっての家です。
片倉は政宗公のために武士となり、また神職に戻りました。
そして初代が政宗公に生涯お守りすると誓ったからこそ、私が今ここにいます。
私の中で政宗公は決して歴史上の人物ではなく、
今も生きていて、朝に夕に対面しているお方です。」
初代との出会いから四世紀半、そう語る片倉家の末裔に政宗は今も守られている。

時を越えた、とある主君とその忠臣のお話。 




【第十七話:とあるフランス人の話】
749 名前: おさかなくわえた名無しさん [sage] 投稿日: 2009/06/03(水) 20:47:49 ID:Nli7DVY0
この話は「A」から聞いた話なので詳細は不明、
かつ断片的に聞いた話を繋ぎあわせてある。

仏人が日本に住んでいた頃、
「A」が当時勤めていた近所のスーパーの総菜コーナーのポテトサラダがお気に入りで、
しかもハシモトさんが作った物が特にお気に入り。

行くたびにポテトサラダを指さし「コレ、ハシモトサン?」と聞くので
最初の頃「A」や他の店員は「いや、それはポテトサラダ」と答えていたそうだが
やがて「ハシモトさんのポテサラが欲しいんだ」と気付いたスーパーは
ハシモトさんにポテサラの担当になってもらったそうだ。
もちろんポテサラ以外の物も手がけてはいたそうだが。

売り場にポテサラが無く「オゥ…」と悲しそうな顔の仏人に店員さんが
「はい、ハシモトさん」と彼の為にハシモト印のポテサラ1つ取っておいてくれたり、
ハシモトさんの誕生日にセーターを贈ったりしていた

750 名前: おさかなくわえた名無しさん [sage] 投稿日: 2009/06/03(水) 20:48:30 ID:Nli7DVY0
半年ほど離日した後、ハシモトさんのポテトサラダを買いに行った仏人に
「A」はハシモトさんが亡くなった事を告げた。

同じスーパーでパートをしていた娘さんに連れられ、
仏壇に線香を挙げに行った、その時。
娘さんが「これ、お母さんに聞いて作ったんだけど…」とポテトサラダを仏人に差し出した。
そのポテトサラダを泣きながら食べた仏人が、一言。
「チガウヨ…キョウノ、ポテトサラダ、ショッパイヨ…」
それからしばらくして、また仏人がスーパーに現われるようになった。
ハシモトさんの味を引き継いだ娘さんのポテトサラダを買いに。

「コレ、二代目?ウデ、アゲタネー!」




【第十八話:ドナドナ】
208 名前:名無しさん@涙目です。(チベット自治区)[] 投稿日:2011/04/05(火) 18:26:48.72 ID:cw/njo1m0
>>198 戦後間もない頃の話、昭和30年頃

専業農家だったカーチャンが小学生だった頃まで、牛を飼ってたそうだ
その牛に朝夕、畑の草を食わせに行くのがカーチャンの仕事の一つで毎日散歩のようにやってた
小さい頃に家にやってきた牛はひどく懐いて、
何も言わずともカーチャンについてくるようになって本当に仲良しになった
しかし、数年経ってカーチャンが中学生になったある日・・・
カーチャンが学校から帰ると、家の前にトラックが
カーチャンがバーチャンに「これ、なんのくるま?」と聞くと「・・・牛、連れて行くんよ」

カーチャンはそれで全てを悟って、泣き叫んで暴れて嫌がった
それを見た牛はポロポロと大粒の涙を零しだした
だけれど、牛は、自分がどうなるかを悟ったかのように、
動かず暴れたりせず、立ったまま泣くだけ
牛はトラックに乗せられてポロポロ涙流したままカーチャンをずっと見てた
そこでバーチャンが「あぁ、あれはあんたを妹のように思ってたんねぇ」
カーチャンが正気に戻ったとき、業者もバーチャンもカーチャンも牛もみんな泣いてたそうな
業者が言うにはそこまでの牛と娘はめったにいないとか

そういう経験を経たカーチャンは今でも動物を愛するバーチャンになっている
人間は他者の死の上で生きてることを忘れちゃいけない、と
教えてくれた時に言われた話のひとつ




【第十九話:それはね】
952 可愛い奥様 sage 2012/10/21(日) 21:25:56.22 ID:khorGc3zP
何にも手入れしていない旦那の方が
お手々とか指先がきれいなのってなんでなの(´;ω;`)?

954 可愛い奥様 sage 2012/10/21(日) 21:50:19.77 ID:E2iqqz0xP
旦那さんのために家事とかいっぱい頑張った、働き者の手だからだよ>>952




【第二十話:ノーベル賞】
439:名無しの心子知らず:2010/10/08(金) 10:14:31 ID:qBpWkmIM
6歳長女。
昨日、なにやらチョキチョキペタペタ工作して遊んでると思ったら、
「ノーベルお母さんしょう」「ノーベルお父さんしょう」「ノーベルあかちゃんしょう」
と書かれたメダルをくれた。不覚にも泣いた。
すぐに「ノーベルこどもしょう」を作って首にかけてあげたら、それまでのドヤ顔から
もじもじテレテレに変身。しばらくずっと部屋の中をヘンな内股で歩いてた。

帰宅後、ダンナも涙。
新築だからって時計掛ける用のクギうつのも嫌がってたくせに、
速攻でメダル飾る用クギ穴あけてた
飾られたメダルたちを朝見た長女、またもじもじテレテレ歩きになってた。
一晩たった今でも、目に入るとちょっと潤んでしまうよ。ありがとう!!




【幕間動画:サントリーBOSS CM『宇宙人ジョーンズ・医師篇』】




【第二十一話:素直になぁれ】
268 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/11/21(水) 11:14:57.62
自宅で小1の息子と同級の友達が口論になった時の事

友達「もう絶っ対に○○の家なんてこないから!」
息子「別にいいよ、俺も○○の家にはもう遊びに行かない!」
友達「本当にもうこないからね!」
息子「いいよ早く帰ってよ!」(友達を玄関方向に押し出しながら)
友達「・・・」
息子「・・・」
友達「・・・なぁやっぱりまた遊びにきていい?」
息子「・・・うん、いいよ」(押すのをぴたりと止める)

他愛もない話だけど、
大人になる過程で置いてきてしまった何かを思い出させてくれるやりとりだった




【第二十二話:上を向いて】
83 名前:名無しさん@恐縮です メール:sage 投稿日:2005/08/24(水) 15:39:35 ID:AjWVwqg+0
10年以上前の若造の頃、一人でアメリカを旅していたんだが、
N.Y.に着いた時は、金もなく、空腹で、とても寂しい気持ちだった。
地下鉄の連絡通路を歩いていたら、黒人がスチールドラムで
「上を向いて歩こう」を演奏していた。なぜか感動して涙が出たの覚えている。
チップとして渡せる小銭もないままずーっと聞いていた。
演奏が終わって拍手をすると、「元気出せよ。いつかいい事あるさ」
と言ってベーグルを半分わけてくれた。




【第二十三話:ねがい】
42 名前:水先案名無い人 sage 投稿日:04/10/17(日) 17:43:52 ID:SNyIPOEn
思い出すと泣けてくるんだが‥
幼稚園の頃、同じ年で 近所にフィリピン人の男の子がいたんだ。
話すのは日本語だったしよく一緒に遊んだ。
その子は入園してなくて不思議で、なんで幼稚園来ないんだ?と何度か聞いた。
ニコッとして「僕は行かなくていいんだ」としか言わないんだよな。
今思えば色々事情があったんだろう。
近所には他に子供もいなくて、いつも俺が幼稚園から帰るのを外でポツンと待ってる。
たまに知らない奴に、フィリピン人だ〜とかからかわれてた。
俺はその度「やめろ〜」って叫んでたけど、何故からかわれるのか意味がわからなかった。
その子の母親は昼も夜も働きづめで、
うちの母チャンがご飯食べに呼びなって、よくうちで一緒に飯食ってた。
母親が迎えに来た時玄関でいきなり俺を抱きしめて
「ありがと、いつも遊んでくれてかばってくれてありがと」って泣いた事があった。
驚いて母チャン見たら母チャンも泣いてる。もじもじとしてるしかなかった。
小学校に上がる前にどこかへ引っ越してしまったが、
引っ越す日に俺が気にいってた車のオモチャをあげて又遊ぼうと言った。
転んでもからかわれても泣かなかった奴が初めて泣いた。
俺も大泣きしてしまった。
元気でいるか?
元気でいて欲しい。




【第二十四話:年賀状】
756 :名無しさんにズームイン!:2012/11/30(金) 08:34:45.90 ID:o8YScKjP
親父の同級生が毎年家族写真年賀状くれるが
猫が消え
犬が消え
娘が消え
息子が消え
奥さんが消えた




【第二十五話:将棋】
910 将棋  1/8 ウニ 2006/02/22(水) 20:03:27 ID:CqBHiC0Y0
師匠は将棋が得意だ。 もちろん将棋の師匠ではない。
大学の先輩で、オカルトマニアの変人である。
俺もまた、オカルトが好きだったので、師匠師匠と呼んでつきまとっていた。

大学1回生の秋に、師匠が将棋を指せるのを知って勝負を挑んだ。
俺も多少心得があったから。
しかし結果は惨敗。角落ち(ハンデの一種)でも相手にならなかった。
1週間後、パソコンの将棋ソフトをやり込んでカンを取り戻した俺は、
再挑戦のために師匠の下宿へ乗り込んだ。
結果、多少善戦した感はあるが、やはり角落ちで蹴散らされてしまった。
感想戦の最中に、師匠がぽつりと言った。
「僕は亡霊と指したことがある」
いつもの怪談よりなんだか楽しそうな気がして、身を乗り出した。

911 将棋  2/8 ウニ 2006/02/22(水) 20:04:45 ID:CqBHiC0Y0
「手紙将棋を知ってるか」と問われて頷く。
将棋は普通長くても数時間で決着がつく。1手30秒とかの早指しなら数十分で終わる。
ところが手紙将棋というのは、盤の前で向かい合わずに、
お互い次の手を手紙で書いてやり取りするという、なんとも気の長い将棋だ。
風流すぎて若者には理解出来ない世界である。
ところが師匠の祖父はその手紙将棋を、夏至と冬至だけというサイクルでしていたそうだ。
夏至に次の手が届き、冬至に返し手を送る。年に2手しか進まない。
将棋は1勝負に100手程度かかるので、終わるまでに50年はかかる計算になる。
「死んじゃいますよ」師匠は頷いて、祖父は5年前に死んだと言った。

戦時中のことだ。
前線に出た祖父は娯楽のない生活のなかで、小隊で将棋を指せるただひとりの戦友と、
紙で作ったささやかな将棋盤と駒で、あきることなく将棋をしていたという。

912 将棋  3/8 ウニ 2006/02/22(水) 20:05:30 ID:CqBHiC0Y0
その戦友が負傷をして、本土に帰されることになったとき、二人は住所を教えあい、
ひと時の友情の証しに戦争が終われば手紙で将棋をしようと誓い合ったそうだ。
戦友は北海道出身で、住むところは大きく隔たっていた。
戦争が終わり、復員した祖父は約束どおり冬至に手紙を出した。
『2六歩』とだけ書いて。
夏至に『3四歩』とだけ書いた無骨な手紙が届いたとき、祖父は泣いたという。
それ以来、年に2手だけという将棋は続き、祖父は夏至に届いた手への返し手を
半年かけて考え、冬至に出した手にどんな手を返してくるか、
半年かけて予想するということを、それは楽しそうにしていたそうだ。
5年前にその祖父が死んだとき、
将棋は100手に近づいていたが、まだ勝負はついていなかった。
師匠は、祖父から将棋を学んでいたので、ここでバカ正直な年寄りたちの、
生涯をかけた遊びが途切れることを残念に思ったという。

913 将棋  4/8 ウニ 2006/02/22(水) 20:06:42 ID:CqBHiC0Y0
手紙が届かなくなったら、どんな思いをするだろう。
祖父の戦友だったという将棋相手に連絡を取ろうかとも考えた。
それでもやはり悲しむに違いない。
ならばいっそ自分が祖父のふりをして次の手を指そうと、考えたのだそうだ。
宛名は少し前から家の者に書かせるようになっていたので、
師匠は祖父の筆跡を真似て『2四銀』と書くだけでよかった。
応酬はついに100手を超え、勝負が見えてきた。
「どちらが優勢ですか」 俺が問うと師匠は、複雑な表情でぽつりと言った。
「あと17手で詰む」
こちらの勝ちなのだそうだ。
2年半前から詰みが見えたのだが、それでも相手は最善手を指してくる。
華を持たせてやろうかとも考えたが、向こうが詰みに気づいてないはずはない。
それでも投了せずに続けているのは、この遊びが途中で投げ出していいような
遊びではない、という証しのような気がして、胸がつまる思いがしたという。

914 将棋  5/8 ウニ 2006/02/22(水) 20:07:31 ID:CqBHiC0Y0
「これがその棋譜」
と、師匠が将棋盤に初手から示してくれた。
2六歩、3四歩、7六歩・・・ 矢倉に棒銀という古くさい戦法で始まった将棋は、
1手1手のあいだに長い時の流れを確かに感じさせた。
俺も将棋指しの端くれだ。今でははっきり悪いとされ、指されなくなった手が迷いなく指され、
十数手後にそれをカバーするような新しい手が指される。
戦後、進歩を遂げた将棋の歴史を見ているような気がした。
7四歩突き、同銀、6七馬・・・ 局面は終盤へと移り、勝負は白熱して行った。
「ここで僕に代わり、2四銀とする」
師匠はそこで一瞬手を止め、また同馬とした。
次の桂跳ねで、細く長い詰みへの道が見えたという。
難しい局面で俺にはさっぱりわからない。
「次の相手の1手が投了ではなく、これ以上無いほど最善で、
そして助からない1手だったとき、僕は相手のことを知りたいと思った」
祖父と半世紀にわたって、たった1局の将棋を指してきた友だちとは、どんな人だろう。

915 将棋  6/8 ウニ 2006/02/22(水) 20:08:19 ID:CqBHiC0Y0
思いもかけない師匠の話に俺は引き込まれていた。
不謹慎な怪談と、傍若無人な行動こそ師匠の人となりだったからだ。
経験上、その話にはたいてい嫌なオチが待っていることも忘れて・・・
「住所も名前も分かっているし、調べるのは簡単だった」
俺が想像していたのは、80歳を過ぎた老人が
古い家で旧友からの手紙を心待ちにしている図だった。
ところが、師匠は言うのである。
「もう死んでいた」
ちょっと衝撃を受けて、そしてすぐに胸に来るものがあった。
師匠が、相手のことを思って祖父の死を隠したように、
相手側もまた師匠の祖父のことを思って死を隠したのだ。
いわば優しい亡霊同士が将棋を続けていたのだった。
しかし師匠は首を振るのである。
「ちょっと違う」
少し、ドキドキした。

916 将棋  7/8 ウニ 2006/02/22(水) 20:09:16 ID:CqBHiC0Y0
「死んだのは1945年2月。戦場で負った傷が悪化し、日本に帰る船上で亡くなったそうだ」
びくっとする。俄然グロテスクな話になって行きそうで。
では、師匠の祖父と手紙将棋をしていたのは一体何だ?
『僕は亡霊と指したことがある』という師匠の一言が頭を回る。
師匠は青くなった俺を見て笑い、心配するなと言った。
「その後、向こうの家と連絡をとった」こちらのすべてを明らかにしたそうだ。
すると向こうの家族から長い書簡がとどいたという。その内容は以下のようなものだった。
祖父の戦友は、船上で死ぬ間際に家族に宛てた手紙を残した。
その中にこんな下りがあった。
『私はもう死ぬが、それと知らずに私へ手紙を書いてくる人間がいるだろう。
その中に将棋の手が書かれた間抜けな手紙があったなら、
どうか私の死を知らせないでやってほしい。
そして出来得れば、私の名前で応答をしてほしい。
私と将棋をするのをなにより楽しみにしている、大バカで気持ちのいいやつなのだ』

917 将棋  8/8 ウニ 2006/02/22(水) 20:10:07 ID:CqBHiC0Y0
師匠は語りながら、盤面をすすめた。
4一角
3二香
同銀成らず
同金
その同金を角が取って成ったとき、涙が出た。
師匠に泣かされたことは何度もあるが、こういうのは初めてだった。
「あと17手、年寄りどもの供養のつもりで指すことにしてる」
師匠は指を駒から離して、ここまで、と言った。




【第二十六話:姉の言葉】
18 :おさかなくわえた名無しさん :2008/09/18(木) 20:21:49 ID:B+srhcUc
うちの姉が障害者(しゃべるのと身体にマヒがある)なんだけど
今日、作業所へ迎えに行って帰りに一緒にスーパーに入ったら、
自分も何か買ってみたいというので
300円の箸をもたせて、五百円玉を握らせてレジに並んでもらった。

少し離れた所から見てたけど、しばらく帰ってこない。
たった一品なのにおかしいなと思って、少し近づいたら
レジの表示が300円なのに、レジのおばさん「3000円よ」って言い張ってた。
姉が障害者だから、3000円請求してもバレないと思ったんだろう。

私が問い詰めたらびっくりして
「間違えちゃったわ!ごめんなさいね」
んなわけないだろ!
こんな安いスーパーにそんな高級品があるか!!

あんまり腹が立ったから店長をフロア中探して事情話して、
さっきのおばさんのところに連れて行った。
おばさん、真っ赤な顔して何か言ってたけど、裏に連れて行かれた。
店長に平謝りされたけど、目の前が真っ暗でなんか頭がクラクラした。

帰りに悔しくて悔しくて涙が出てきて、
泣きながら歩いてたら姉が「ごめんね」って回らない口で言ってきた。
すごく悔しくて悲しかった。

さっき改めて家に店長が謝りに来たけど、
姉の「ごめんね」が耳に残って離れない。
親も仕方がないことだって言ったけど、涙が止まらない。




【第二十七話:踏み出す勇気】
140 774RR [] 2012/06/09(土) 15:51:00.43 ID:tpFkQScZ Be:
無職の上にバイク事故で障害者の35歳。

先月初めてハローワークに行ってみた。
障害者待遇で二ヶ月間、無料でパソコン教室に通えることになり、来週 面接。

一歩前進だよね?

141 774RR [sage] 2012/06/09(土) 16:34:13.26 ID:/+SdcFU+ Be:
>>140
小さな一歩だが大きな前進だ!

チャリだってスピードは無くてもこぎ出す時に一番力がいるだろ?
あとはデコボコ道でも止まらず走るんだ。
ゆっくりでも良いから前に進もう。




【第二十八話:その心意気や良し】
167 彼氏いない歴774年 sage 2012/11/29(木) 22:40:33.92 ID:wY1M+BrP
ブスだから笑うのが苦手だ
ブスだからこそ笑って愛想振りまくべきなのに
まさに破顔していそうで結局は真顔で始終貫き通す

168 彼氏いない歴774年 sage 2012/11/30(金) 00:21:58.91 ID:RPz0KN2L
私もブスが笑ってたってブスはブスだろって思ってて毎日無表情だった
でもブスなりに毎日笑顔で働いてたら、周りとの人間関係も良くなって
何より自分に自信が持てるようになった
「笑ってても誰もpgrしない!私見れる顔してるんだ!」
みたいなちょっとひねくれた自信の持ち方だけど笑う門には福来るよ

169 彼氏いない歴774年 sage 2012/11/30(金) 00:38:07.55 ID:jOL0yOo1
前職場の上司のおいちゃんが
「笑顔を作ろうとするんじゃなく、目の前にいる人が喜んでいる姿を想像しなさい。
 そしたら自然に自分も嬉しくなって優しい表情になれるよ」って言ってた
今もなんとなく守ってる

サービス業ならではの方法だが
>>167もひとつ試してみないかい

姿は喪女でも心は錦といきたいじゃないか




【第二十九話:真理】
90 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/31(月) 04:43:03.55 ID:vYBumd06O
立ちはだかる壁は乗り越えたら自らを守る壁となる




【最終話:日本人への遺言】
447 名前:名無し三等兵[] 投稿日:2001/05/16(水) 03:10
グアム島で厚生省調査団により発見された遺書
海軍軍属 石田政夫 37歳 昭和19年8月8日、グアム島にて戦死 

昨夜子供の夢を見ていた。父として匠に何をしてきたか。
このまま内地の土をふまぬ日が来ても、何もかも宿命だとあきらめてよいだらうか。
おろかな父にも悲しい宿命があり、お前にも悲しい運命があつたのだ。
強く生きてほしい。そして、私の正反対な性格の人間になつて呉れる様に切に祈る。

三月○日
内地の様子が知りたい。聞きたい。
毎日、情勢の急迫を申し渡されるばかり。自分達はすでに死を覚悟してきている。
万策つきれば、いさぎよく死なう。

本月の○日頃が、また危険との事である。
若し玉砕してその事よつて祖国の人達が少しでも生を楽しむことが出来れば、
母国の国威が少しでも強く輝く事が出来ればと切に祈るのみ。

遠い祖国の若き男よ、強く逞しく朗らかであれ。
なつかしい遠い母国の若き女達よ、清く美しく健康であれ。




【終幕動画:The Journey Home (ACE COMBAT 5 Ending Theme)】 (和訳歌詞はこちら→http://www.ne.jp/asahi/mitoro/page/ac5/words/song.htm





































【カーテンコール:あれから三年半】
79 名前: 名無しさん@どーでもいいことだが。 ? Mail: sage 投稿日: 06/03/18(土) 19:51:57 ID: pxXU+AYu
いつだったか、どこのスレだったかも忘れたけど。
誰かが、「人を信じるって、どういうものなんだろう」って書き込んだ後に
「『誰かが返事をしてくれる』と思って書き込んだ、おまいさんのその気持ちの事だよ」
みたいなレスがついてた事があって、別に自分に向けられた言葉じゃなかったんだけど、
今もそれが胸に残ってる。あたたかい温度で。
あのレスを書いた人に有り難うって言いたい。

212 名前: ありがとう ? Mail: sage 投稿日: 06/09/14(木) 21:37:01 ID: JLw1X0yr
遅レス&スレ違いスマソ
>79
それってすさみスレ?
ずっと前に同じような書き込みしたんだけどレスは読んでないんだ。
もしかして自分にくれたレスかもって 探したけどdat落ちしてて確認できね。
三年前のすさみスレ。最後は「なあなあ、誰か」とかそんなかんじ
もし自分の書き込みへのレスだったら
その時の誰かにお礼を言いたい。ありがとう。

213 名前: アリガトウ ? Mail: sage 投稿日: 06/09/24(日) 13:21:10 ID: xSUt0UZ/
>212
亀だけどマイフォルダから発掘したのでコピペ 7


718 名前:名無しさん@どーでもいいことだが。[sage] 投稿日:03/11/19 00:38 id:pBRiaqPu
もうダメダヨ。すさみを通り越してもうダメダヨ。助けて。
嫌いなんだよ、嫌いなんだよ、自分が嫌いなんだよ。
なんでこんな人間なんだ。どうしてこうなったんだ。
いつになったら他人を信じることができるんだ?
なあ、なあ、信じるってどうやったんだっけ。
教えてくれよ。誰か。誰か
ひとりはもう嫌だ。誰か、なあ誰か。

719 名前:名無しさん@どーでもいいことだが。[sage] 投稿日:03/11/19 00:53 id:OWjpKQ//
>718
呼んだ?(・∀・)ノ
信じるってのは、こうやってカキコしたら
誰か答えてくれるだろうって思った、今のその気持ちだろう。


343 名前: 212 ? Mail: sage 投稿日: 07/03/18(日) 20:26:26 ID: uDXi0fKR [ 0 ]
719のこと覚えていてくれた人達へ

ありがとう
>2003年11月のすさみスレの719へ
同じスレの718です。
ありがとう。
三年半かかったけど、やっとあなたのレスが読めました。
ありがとう。
誰も信じてない自分を恥かしいと思います。
あの時書き込んだ後、怖くてスレを確かめられませんでした。
このスレの79を読んで、まさかと思って書き込んだ後も
怖くてやっぱり読み返せませんでした。
先週、輝きスレに貼られているのを見て初めて
あなたのレスを知りました。
ありがとう。追いかけてきてくれてありがとう
逃げ続けたのに、追いかけてきてくれてありがとう。
伝えてくれて有難う。
同じ世界に生きていてくれるなら、この言葉も
いつか届くと信じます。ありがとう。
助けてくれてありがとう。






まだまだ泣き足りない方に当ブログの過去の泣けるコピペ企画↓のご紹介。


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