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  • 2016.08.26 Friday
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『機動戦士ガンダム MS IGLOO』レビュー。


レンタルビデオ屋で借りて来た映画を誰に頼まれた訳でもないのに
POOが勝手にレビューしまっせ記事、28本目の今回はアニメ映画の登場でっス。

昔、「機動戦士ガンダム」という宇宙を舞台にロボットが戦争を繰り広げるTVアニメが
四十路が小学生の頃ぐらいってな大昔に放送されていた訳なんですが、
ホント、当時は社会現象になるぐらいの大人気アニメでして。
ご多分に漏れずPOOもTVに齧り付きでして、登場ロボットのプラモデル作ったり。
んで続編も次々と作られ、更にアフターストーリーやアナザーストーリーが派生してって、
一大叙事詩的な展開を今日に至るまで見せていってる訳なんですが、
今回はその一番最初のシリーズ(俗にファーストガンダムと呼ばれている)の、
いわば外伝的作品になる「MS IGLOO」をレビューしてみようかと思う訳でありまっス。

厳密には映画…というよりもOVAと言った方が正しいのかな。
本作「IGLOO」にも2など派生があるんですが今回は第一部(第一期)にあたる、
「MS IGLOO 一年戦争秘録」(以下、秘録と省略)と、
「MS IGLOO 黙示録0079」(以下、黙示録と省略)の両シリーズをレビュー。
両作品ともに一話30分、各3話づつの収録になってまして一本の映画、というよりは、
厳密にはシリーズモノ、といった表記の方が正しいんでしょうが、記事分類上の都合で
当レビューでは映画、という表記で進めさせていただこうかと思います。
で、シリーズ前半にあたる「秘録」は元々ガンダム博物館だけでの独占上映だったそう。
ですが好評を博したのでDVD盤も作られ、続編「黙示録」も製作された経緯が。
登場人物も引き継がれていて、お話としては副題こそ違えどひと塊になっているので
2シリーズ同時でのレビューとさせていただきます。よろしく御了承下され。

ま、御託はこれぐらいにしてさっそくレビュー、始めてみましょうかいな。
しかし先に御忠告するなら、今回は相当に熱くなりすぎてウザいっス。
自分で読み返して、うっはwこいつ熱くなりすぎwww懐古厨おつwwwwwってな感じ。
いや、毎回暑苦しいと評判?なんで、今さら何言ってんだコイツ?ですが(自爆
POOは子供の頃に「初めて観たロボットアニメ」のファーストガンダムが未だ好きでして。
かつ、初体験の思い入れの強さゆえに続編・外伝等は一切認めないという、
ガンダムオタクで分類するとこの、いわゆる「ファースト原理主義者」派でしてなぁ。
00とかSEEDとか特にAGEとかマジ死んどけYO!と思ってる超強硬タカ派なもんで、
なっかなか観るに至る機会がなかったのですが、ひょんな事から鑑賞した結果、
どうして俺は今の今までコレを観ていなかったのだろうか?と茫然自失。
原理主義者だったのに鑑賞中には唸りまくり、あまつさえ鑑賞後には啜り泣き連発。
それが本作「MS IGLOO」っうな訳なんっスよ。
だからもうね、この感動をとにかく伝えたい!とくそ暑い時期に熱り立ちまくりな訳でして。
なので、暴言上等な猛烈な勢いでこのレビュー書いてるってな感じ。
暑苦しいこの季節に、オッサンの熱苦しい寝言を読みたくない方にはここで御遠慮をば。
さて、もう始めちゃっていいっスかね?忠告はちゃんとしましたですよ?では、

エントリィィィィィィィィ!!!

レビューに入る前にまずはお約束、恒例のあらすじ紹介&トレーラー動画をペタリ。

【機動戦士ガンダム MS IGLOO:あらすじ】
人口の爆発的増加を解消するために宇宙に進出、スペースコロニーと呼ばれる人工居住地に移住させていた地球連邦政府に反旗を翻した、月の裏側に作られたサイド3を主とするスペースコロニー国家・ジオン公国。圧政をひく地球連邦政府からの独立を果たすために宣戦布告し、始めた戦争は「一年戦争」と呼ばれる。そのジオン公国軍の主戦力として開発されたモビルスーツ等の新兵器を、試験運用して軍上層部に報告するのが任務である第603技術試験隊が乗艦する技術試験艦ヨーツンヘイムに配属されたのが本作の主人公である、工業カレッジを卒業した新米技術士官であるオリヴァー・マイ技術中尉(声・石川英郎)。同時にジオン公国総帥府から特務をうけて着任したモニク・キャデラック大尉(声・長沢美樹)の指揮下で、様々な兵器試験を行う事になる。しかしその兵器試験に運用される兵器の数々は、期待の新兵器ではなく政治的思惑の見え隠れした「いわくつき」の兵器ばかり。それもそのはず、第603技術試験隊は上層部からは期待もされていないような閑職であり、マイ技術中尉は苦悩しながらも戦時下の技術屋として最善を尽くそうと奮戦することに。



【いきなりネタバレが含まれますので御留意下さいm(_ _)m】


え?ガンダムって宇宙空間でバキューンバキューンって戦うアレじゃなくて?
と思われた方も多いのではないかと。まぁガンダムって大抵そういう流れだし(笑
しかし本作は珍しいコトにモビルスーツと呼ばれるロボット兵器に乗り込んで戦う側、
いわゆるパイロットが主人公じゃなく、ロボットをテスト試験する技術畑の人間が主人公。

このキャラクター設定の着眼点が凄いっうか、妙に感心しましたですな。
レビュワーであるPOOも幾らガンダム観てたからといっても、もう四十路なんで、
この歳で、いまさら美形の少年達がドッカンボッカンするのを観るのはちと辛い(苦笑
理想を振りかざして、才能溢れたイケメンが戦い合う→決戦・和解・大団円の流れも、
ロボットモノの基本なんで、実に結構なんですが、さすがに四十にもなるとですな、
いやぁ若いねぇ、向こう見ずの若さってスンバラスィ、うんいいね、では頑張って♪
ってなぐらいにしか付いていけないという。いやはや、老いとはこういうコトかと(苦笑
そこにですよ?
エースパイロットでもなければ、才能溢れる民間人でもなく、宇宙船の艦長ですらない、
ただの技術屋、しかも製作畑でもなく試験運用の現場監督が主人公ときたもんだ。
チョイスが渋すぎる…なんだ、このプロジェクトX的なノリは!?と思っていたら、
監督自ら、本作を「挫折するプロジェクトX」と表現しているというのをネットで知って、
いやはや、なんという的確な日本語を使うのだろうかと納得。
プロジェクトXの場合、苦労して開発した製品が結果、時代を変える一大発明で
みなの暮らしが豊かに、時代はより進歩しました万々歳!で終わるじゃないっスか。
本作の場合は、苦労をするだけして報われずに開発終了、というのがテンプレート。
絶対に陽の目を見ない秘密兵器、絶対に戦死するテストパイロットがデフォルトでして。
えぇ?こんな展開アリなのかYO!??
もうね、初めて観た時はこの直滑降すぎるリアルさに度肝抜かれたんですが、
いやいやちょっと待て、コレが正解なんじゃね?コレが現実ってヤツなんじゃね?と。

アニメ映画を観て、その評価に「現実的だ」と書いたのには2つ意味があって。
まず、正史は既に決まっている点。
冒頭序文でも説明しましたが、そもそも本作はTV版を下敷きにしていて、
その時に描かれなかった敵役であるジオン公国側からの視点で描かれている物語。
戦争の勝敗は決しており、今さら根底であるソコを動かすにはいかない。
幾ら主人公たち、603技術試験隊が奮闘して秘密兵器をより効果的に活用しようとも、
戦局が一変するようなシロモノは出せない、出しちゃいかん、という制約がある訳で。
そんな兵器、TV版で例えるならビクザム級のモノが仮に出撃していたのなら、
そりゃ耳目をひくんでTV版で出しておかないとマズイ訳っスな、物語的に。
ちょっと脱線しますが、POOが続編・外伝的なものは嫌いというのはソコなんですよ。
あの時、実は局地戦では戦況を一変させるような活躍があったんだが、
全体の流れを変えるほどには至らなかった、しかしあの活躍は今でも語り草である…
っていうような後出し、コレがむかついてむかついてしょうがないっていう。
アホかと。バカかと。
そんな凄いモノが存在してたのなら、なぜ最前線に投入されなかったのか?と思う訳。
見逃していた、間に合わなかった、そんな理由なら上層部はそもそも低脳集団で、
あの戦争そのものはそんなバカどもはおっぱじめたのか?
そんなバカどもに苦戦してた主人公陣はいったい何なのか?輪を掛けた無能集団か?
じゃあ、あの時鑑賞して熱狂してた俺は、ただの無能を必死に応援してたのか?
無能を応援させるような物語を作ってたのか製作陣は?
鑑賞者を小バカにするのもいい加減にしろ!!
…と思っちゃうんで、どんな媒体であれ、外伝とかは見ないようにする性質でして。
後出しで物凄いヤツを出してくるとそりゃ確かに盛り上がるけど、
初代の価値というか活躍、踏ん張りが馬鹿にされてるような気がしてなんだかなぁと。
戦争モノの外伝は、戦局を変えちゃダメ、だけど可能性は見せないと盛り上がらない。
このさじ加減が非常に難しい按配なんですが、本作はその按配が完璧。
秘録:第三話「軌道上に幻影は疾った」で登場する試作モビルスーツ・ヅダのように、
スピードを出し過ぎると爆発するというリミッターを課しておいたり、
黙示録:第一話「ジャブロー上空に海原を見た」での宇宙戦艦迎撃専用試作兵器、
モビルダイバーシステム・ゼーゴックみたいに、戦局後退のため廃棄するしかない
水陸両用モビルスーツ・ズゴックに、ロケット継ぎ足して再利用・戦闘した後、
もうそれは地上に棄てるだけ、ってな、驚異のリサイクル兵器だったりと、
TV版の枠を決してはみ出さずに、戦争敗北という袋小路は確定しているんだが、
だがわずかな進歩の可能性だけを提示する…。
この脚本の絶妙な按配が、ファースト原理主義者のPOOをも「おぉこう使うのか!?」とか、
「はっはー!こういう手を繰り出してくるか!!」と納得させ、唸らせてしまう訳っス。
いやぁ、一年戦争時のリアルさをこういう方向で突き詰めて昇華させるとはお見事。
シリーズ最終話にあたる、黙示録:第三話「雷鳴に魂は還る」で登場した、
ア・バオア・クー最終防衛戦時投入の超弩級モビルアーマー、ビグ・ラングに至っては、
かつてのガンプラ少年心が30年以上の時を超えて激しく燃え上がり、
モニターの前で素っ頓狂な歓喜の雄叫びをあげてしまったのは正直に白状しておく。

もうひとつのリアルさ、IGLOOが提示した「現実的」な側面は技術試験隊そのもの。
一癖も二癖もある名ばかりの「秘密兵器」を上層部から押し付けられて、
それを如何に有効活用するか?と身の危険を顧みず、戦線で奮闘する主人公。
ココが、四十路にとっては最高に「リアル」だった訳っスよ。
今、このレビューを読んでいる方にちょっとお聞きしたいんですがね?
自分の仕事、抱えているプロジェクトが、毎度毎度華々しい成果を挙げた事ってある?
毎回毎回成功裏に終わって大団円、昇進と昇給の階段を最速で駆け登ってます?
…いや、そんな人も世の中にはわずかながら確かに居るんだろうけど、
そういうデキる人は、こんな場末のブログを読んでる暇なぞないと思うので割愛(苦笑
普通の人は、なっかなか思うままに進めていないんじゃないかと思うのよね。
もちろん、たまには成功させとかないと馘首なっちゃうから失敗続きではないだろうけど、
その成功させた仕事が所属会社を激変、状況を一変させてしまった事って、あった?
打つ手、打つ手が次々と的中し、華々しい戦果をあげてヒーローに成れてますか?
いやぁ、さすがにソコまでじゃないっス…とほとんどの方が言うんじゃないかと。
え?POOはどうなんだって?
なんスかね、それはモチのロンで分かってて絡んでるんっスよね?(苦笑

大体の場合、仕事ってヤツは自分の努力が報われているのかすら分からないまま、
ひとつひとつの仕事を振り返る暇も与えられず、次々にこなし続けていくもの。
自身や部署の奮戦がどれぐらい寄与しているのかすら、ろくに実感を得られないまま、
組する大きな組織が何処に向かっているのかもはっきりと判明しないままに、
ただ目の前にある案件を、ベストが無理でもベターを求めてこなし続ける毎日の繰り返し。
サラリーマンは会社の歯車とはよくいったモノで、それですら替えがきく代用品。
残酷かもしれないが社会の真実は、「自分の代わり」など幾らでも居る。
むしろ自分に成って代わろうと、虎視眈々と今居るポジションは狙われ続けていたり。
やっと与えられた活躍の場も、全面的・集中的なバックアップがある訳でもなく、
当てれば儲けモノ、程度の期待しかされていなかったりする事もザラ。
だけど、自分の活躍出来る場、活躍しなきゃならない場はソコにしかないと腹を括り、
飛び込んでは溺れるまで足掻き続ける毎日。もう明日は何処にあるのか見えもしない。
わざと悲壮な表現で書いてみましたが、仕事なんて実はこんな感じじゃない?
一体何のためにやってるのか。でもやらなければどうにもならない。
明日は自分で切り拓くモノだと信じ込まないと、無情な闇に飲み込まれ見失ってしまう。
このまま頑張ってみても10年先どころか、3年先すら分からないままなんじゃないか。
でもやらなければ。ここで折れる訳にはいかない…と自分を鼓舞して。
それが仕事ってもの、仕事に向き合う大人の、偽らざる心境なのではないかと。
この「リアルさ」こそが本作「MS IGLOO」の本質な訳なんですよ。

時代の本流についていけず、でも腐る訳にもいかず、いつか、いつかきっと、
俺の出番はあるんじゃないかと耐え忍んできた男の前に、やっと訪れたチャンス。
だが明らかに無理筋だ、これでは本流回帰への可能性も低い。
それでも男にはやらねばならない時があって、そのやらねばならない時が今なんだ!
どんなに不利な状況下であろうと、自身の全てを発揮して任務を全うする。
任された仕事はちゃんとこなす。こなしてみせる。
不屈の精神で立ち向かい全身全霊でやってみせようとも現実は非情で、報われない。
歴史の表舞台に出る事もなく、僅かな現場の人間だけがそれを観て、記録する。
書類の上では、ほんの数行ばかりで済んでしまう自身の人生。
それでもだ。
それでも最期まで前を向いて困難に立ち向かう。
例え報われない仕事だと分かっていてもなお、自分の持てる限りの全力を尽くす。
それが仕事、仕事に臨む男ってもんじゃないかと思うのよね。
そんな現実的過ぎるリアルなドラマを、ガンダムで観れるとは思わなかったという訳で。
ね?まったくもってPOO好みなお話っしょ?(苦笑


うむ、私のゲルググの発進準備は済んだようだな。
さて本作を語るにどうにも避けて通れない箇所についても言及しておこうかいな。
いわゆる「チンピラ連邦軍」について。
本作はTVシリーズではいわゆる敵役であったジオン公国側の人間が主役であり、
TV版の主人公サイドである地球連邦軍が、敵という「逆転現象」が起きてるのね。
本来はヒーローサイドであったハズの陣を相手に戦うのが今回の視点なので、
敵役を敵っぽく描く、というのが製作陣の狙いだろうが、その描き方がまぁコレあなた。
主人公を取り囲み「へっへっへっ」と時代劇斬られ役専門三下並みの薄ら笑いするとか、
なんだコレ?と失笑したのは、まぁガチな本音のトコなんですが。
本作はあくまでジオン公国視点なので、連邦が悪役になるのは致し方ないし、
悪役なら悪役らしく徹底的に憎く描かないと主人公サイドに感情移入しにくいのも確か。
なのでネットでは結構もめるネタになってる連邦の酷い扱い、ってのは、
実はファースト原理主義者のPOOですら、あんま気にならないってのが本音。
そもそも戦争がガンダムの根っコのテーマなので、どっちが悪いかクソもないわ、と。
に、してもだ。
もうちょっと悪役の演出方法ってもんが色々とあるだろうが…と萎えたのは事実。
陽の当たらない技術試験という部門をテーマに、ここまで重厚な物語を創っておいて、
あの安っぽい芝居はすべてを台無しにする危険性あり、って頭が廻らなかったのか?と。
鑑賞後のネットサーフィンで散見されたガンダムファン同士での罵り合い、
いやぁみんな若いなハッスルしとるな、うむ!とか妙に感心したもんだが(苦笑
その発端となってる連邦の貶め方、あからさまなジオン贔屓が問題ではなく、
悪役を描くのに程度の安い演出しか出来ず、それで良しとした製作陣を責めろよと。
お前ら、いがみ合ってる場合じゃなくて共通の敵が居るじゃねぇか!とツッこんだわ。

っうか連邦がチンピラ扱いなら、三倍早いあの赤い人はモロ893の描き方じゃねぇか!


本作はファーストガンダムの裏側、要は主要メンバー以外にスポットを当てた外伝なので、
有名なキャラクターは一切登場しない(ギレン総帥の演説は声だけあり)んだが、
モビルスーツの方はちらっとだけ登場するのね。↑冒頭の予告編にあったシャアザクとか。
で、このシャアザクが作中でやるコトが、まぁエグイんっスな。
主人公たちの603技術試験隊に、お前ら主流じゃねーし俺の邪魔だからどいてくんね?
とモノアイ(ロボットの目にあたるカメラ/ピンクの部分)でモールス信号打ってくるのよ。
アレ、どう考えたって893が「われぇワシのシマで何しとんじゃ」ってのだよな(笑
真に恐ろしきはチンピラ連邦ではなく、キレたら何するか分からない身内の方だった(苦笑
しかしルウム戦役でのシャアザク無双、TV版で設定だけあって過去形で語られていた、
通常のザクよりも三倍早い「赤い彗星」の異名を得るキッカケになった「5隻飛び」が、
まさか映像で観られるとは思わなかった。これにはマジ感激したなぁ。
エースパイロットとは、あそこまで他の機体と動きが違うのか!!?と度肝抜かれたっス。
(シャアザクの勇姿は一年戦争秘録「大蛇はルウムに消えた」に収録)。


チンピラ連邦の演出は安っぽいなぁと思ったが、他はまったく問題なし満点だと思う。
特に登場人物造形が、ちゃちなドラマなんかに比べて遥かに凄いなぁと感心。
各話30分で、毎回テストパイロット(その話の中での主人公)が入れ替わるというのに、
どの登場人物も個性が立ちまくりで、浅〜い描き方をちっともしてないっていう。
中でも最高なのはジオン一のツンデレ、ヘルベルト・フォン・カスペン大佐でありますYOO!
上の画像がその人だが、こんなにキャラ立ってていいのか、他を全部喰ってるぞ!と。
最初は、あぁ嫌なタイプの上司が赴任してきやがった…とか思って観てたんですが、
なんですか、あの最終話でのデレっぷりは!!
学徒志願兵を攻撃から庇っての大往生とか渋すぎるにも程ってもんがあります!!!!(号泣
ま、四十路的にはキャデラック大尉ひとすじですが。「スカートの下ぁ!」は惚れたわぁ。
マイ技術中尉にはなぜあの夜、一杯付き合わなかったのかと小一時間説教したい。



長々と身の無い駄文を書き連ねてきましたが、毎度毎度思う。
果たして俺はレビューを書いて、この映画の魅力をちゃんと伝えられているのだろうか?と。
そればかりはまるで603技術試験隊と、まったく同じなんじゃないかなぁと。
最善を尽くす。
グダったり寄り道しながらでも自分が信じた方針でただひたすら精一杯やるだけなのは、
レビュー書いて啓蒙したり、仕事に臨むだけではなく、まさに生きる事そのものもそうだろうと。
結果はどうなるか分からない。でも、ただ自分に出来る事を精一杯やるだけです。
だからどうか、その様だけでもいいからその目で観ていてほしい。
自分が此処に、確かに生きていたと。
その叫びは黙示録:第三話終盤のア・バオア・クー陥落後に味方の脱出路確保のため、
孤軍奮戦を続けるマイ技術中尉の、あの叫びに篭っているんじゃないかと思う。
報われるのを期待したりせず、ただひたすらに己の本分に愚直に生きること。
何をやるかは問題ではなく、やっている事に対する真摯な姿勢こそが「仕事をする」ということ。
どう生きるかは問題ではなく、生きる事自体に精一杯な精神こそが真に「生きる」ということ。
それを【記録】してほしい相手は、家族だったり友達だったりと人によって様々だろうが、
人は皆、自分が必死に生きているのを誰かに見届けてほしいのかもしれない。
POOはこうしてネットに少しだけ、それを記録しているのかもしれない。
この映画を観た人は、人でもいいし、ネットでもいいし、紙だって構いやしない。
どこかに自分自身を記録する術を、見つけておくといい。
もしかしたらその足跡が、遠い何処かで、見知らぬ誰かの道標になるかもしれないのだから。



 

 

 


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  • 2016.08.26 Friday
  • -
  • 22:31
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コメント
ガンダムも、あの手この手で考えてきますね。
前時代的な考えの人間なので、最初のガンダム以外は認めてない…
なんて書き込みしつつ、ターンAなんかを楽しく見ていた自分もいたりして。

しっかし、画風?が全然違いますね。昔のままのキャラと絡む場面なんかがあったら楽しそう(゚Д゚)
  • ま。
  • 2013/07/21 11:01 PM
>ま。さん
おっ、まいどまいどでヤンスよ〜。

むふぅ、ま。さんもファースト原理(至上)主義者でしたか、握手握手(笑
でもですな、そんなファーストファンこそ観ておいた方がいい作品なのは、
自宅に唯一飾っているのがコンビニのお菓子のおまけだった旧ザクという、
POOが鉄板中の鉄板で保障する名作でヤンスよ!

あ、下書きでは文中で言及してたんですが
長すぎて全部テキストボックスに入らねぇよ!とJUGEMに怒られたんで
削除してそのまま忘れておって申し訳ない。
絵、というより全編CGなんっスよ、コレ。
なので家庭用ゲームのムービーなんかに感覚が近いのかな?
人物には違和感が少し残るけど、モビルスーツ系はガンガン動いて超カッコいいっス!
こんなに「ボール」が怖いとは思いもしなんだという。

で、文章ではぼかしたんですが、黙示録:第三話は是非見てほしい。
っか最後、ア・バオア・クー防衛戦の主人公の「あの台詞」を聴いてほしいのよね。
アレ、声優ってすげぇとか四十路になって身震いした瞬間でした。
もうね、そんなそうそう身震いなんかする歳でもなかったのに(笑

ぜひぜひ、機会があれば。
  • POO
  • 2013/07/23 4:31 AM
ファースト至上主義と言うか、Zガンダムの1話目を見て、カミーユのキレっぷりについて行けなかったので、それ以降は見てなかっただけだと言う…

お菓子のオマケで旧ザクは当たりですね。あの、飾りっ気の無さがイカします。何だかんだ、ザクが一番格好いいです。
が、しかし、自分の部屋には何故かアッガイが2体飾ってあるといふ…

pooさんのオススメとのことで、見ようかと思ったのですが、残念ながら見つからなかったッスよ。ゲ○オは安いけど、品揃えの少なさが難点です。
  • ま。
  • 2013/07/27 3:32 AM
>ま。さん
オイラの場合は一話を実は観なくて、翌日に友達に感想を聞いた時に、
アムロが幽閉されてるっうのを聴いて、なんじゃそらぁ!?と憤ったまま
そのままボイコットに突入したという感じでして。
そのボイコットは逆シャアで解除にはなりましたが(苦笑

ファンネルやバズーカー、ビームが当たり前の中で「ショルダータックル」で特攻する、
なんだろな、あの妙ちくりんな漢気みたいなトコに旧ザク一目ぼれしましたなぁ。
アッガイ2体っう、その渋すぎるチョイスには負けるけど(笑

ゲオはそんなに品揃え悪いんスか〜。
ま、観なきゃ死ぬ訳じゃないんで(笑)観掛けたら是非是非。
  • POO
  • 2013/08/01 7:34 PM
IGLOOのザクはMGver1.0のザクなので、CGだとあのゴテゴテ感が映えますね。
IGLOO2重力戦線のザクはMGver2.0からなので、あののっぺり感は61式戦車のディティールと対比させるには辛いかな。
  • 通りすがりの者
  • 2013/11/19 12:18 PM
>通りすがりの者さん

どもども、コメントありがとうございまっス。
ってか、ほんと〜に長らく放置状態で申し訳ないっ!
すんません、マジで見落としてましたorz

最近はビルドファイターズが楽しかったPOOです。
トライもワクワクしながら観ていた、ライトユーザーなオッサンです(爆
でも、最近のオサレなモビルスーツもカッコいいとは思うんですが、
やはりゴツゴツカクカクな、ザクゥゥウ!してるような敵は見栄えしまっスな!!
んな訳で、シャイニングガンダムよりも、
ザクR35やドムR35に心惹かれます、やはりな、というか(苦笑
でも、スーパーフミナがRGとかで出たら、それこそ30年ぶりにガンプラ買ってしまうかもしれん…!と
思ってもしまっている、そんな世代なのであります(ビシッ
  • POO
  • 2015/06/12 10:55 PM
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