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  • 2016.08.26 Friday
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『ミスト』レビュー。

JUGEMテーマ:映画


レンタルビデオ屋で借りて来た映画を誰に頼まれたワケでもないのに、
POOが勝手にレビューしたるで記事もとうとう24本目のレビューと相成りました。
地上波放映の映画は別にして、純粋にレンタルビデオのレビューを書くのは、
昨年5月に紹介したロードムービーの傑作「リトル・ミス・サンシャイン」以来、
実に9ヶ月ぶりなんですが、今回はその長丁場の穴を埋める問題作をレビュー。
ジャンルはホラー映画、あのスティーブン・キングの原作を映画化した「ミスト」。
さすが配給会社が付けたキャッチコピー「衝撃のラスト15分」は伊達じゃねぇぜ…
こいつはマジで「問題作」だったっうの!
…うん、ある意味であからさまなまでに問題作なんだよねぁ、この「ミスト」は。
どこらへんが問題かっうと、これ、レビュワーの技量がハッキリ出る(苦笑
技量っうと語弊があるんっスが、なんっうかなぁ…本性みたいなモノが出るかなぁ。
本性!?そっちの方がマズくね??っうツッコミは当然来そうなんで先に書くと、
この「ミスト」っう映画、最後のオチが非常に特殊でねぇ〜…。
映画レビューサイトなんかでも、そのオチを巡って侃々諤々のバトルに大発展。
その余りの余りっぷりに、絶賛する者もいれば、扱き下ろす者も続出。

ま、色々語る前に、まずは恒例のあらすじ解説から参りましょうかね。

舞台はアメリカ・メイン州の田舎町。凄まじい嵐が過ぎ去った翌朝、トーマス・ジェーン演じる子煩悩な父親デヴィッド・ドレイトンは、愛息を連れて近所のスーパーマーケットに買い物に来ていた。突然の嵐の後という事で、家財の修理道具や食料品などを買出しに来た住民でいつになく賑わうスーパーマーケット。その騒然とした場を、さらに騒然とさせる出来事が突如起きる。何処からともなく吹き出しまったく視界が利かなくなるほどの猛霧がスーパーマーケットを包み込むのだ。一向に晴れる気配もなく、視界を完全に奪われたまま、困惑する住民達を霧の中には潜む「恐ろしい何か」が襲い始める。ヤツらは一体何なんだ?なぜ霧は晴れない?次第に恐怖に飲み込まれる住民達をスーパーマーケットに閉じ込めたまま、夜の帳が降りる。さらに「恐ろしい何か」を忍ばせて―――。


うむ、要するにホラーっうより、モンスターパニック映画に近いのかな?
スーパーマーケットという密室(ってもアメリカなんで体育館並みの規模だけど)に
閉じ込められた人達が正体不明のモンスターに襲われるっう、そういうヤツ。
まぁソコまでの映画なら今までにも腐る程あったんだが、問題は「オチ」なワケで。

…ちょっとこの勢いのまま本線から脱線するっスな〜。
個人ブログで映画のレビュー書く人ってのも、もう腐る程あるワケなんですな。
んでその書き方ってのも千差万別で、あらすじにすら触れないで終わる人もいれば、
がっつりネタバラシしてしまう人もいたりして、ま、色々なワケよ。
個人の主観なんで好き勝手書けばいいだけの話でPOOが文句言う筋合いも無いけど
POO的には…あくまでも個人的にはですよ?ネタばらすヤツはどうかと思うのな。
特にこの「ミスト」だけに限定して言うと。
ネタバレしてるレビューってのは、もうその作品を鑑賞済みの人が訪れて、
あぁ同じ事考えてる!とか、いやぁ俺はそう思わんかったけどなぁ〜とか言いながら
読むのが楽しい訳で、そういう読み方をもちろんPOOもしますですよ?
でもネット検索で来る場合、見て無い人もいるワケなのよな、もちのロンで。
そしたら最低限、冒頭に【ネタバレ注意!】ぐらいの表記は入れろって思うのよ。
それを書いてても先に読み進めて文句言うのは、読んだやつが間違っている。
でも、それらを注意せずにしたり顔でオチを語ってる場合ってのは、
あぁココの管理人って「人にやさしくない」よなぁ〜と思うのな。
ぶっちゃけて更に斬ると、「あ、こいつ、人に好かれないタイプ」だと思うのよ。
一言断っておけば誤解も悲劇も招かないのに、自分のブログだからイイだろ?
ってな開き直りしてるヤツは、ジャイアンとドコが違うんだっう。
やさしくない上に傲慢なのは、ネット上だけじゃなくてリアルでもイヤなヤツだ。
少なくともPOOはそういう書き方してるヤツは友達になりたくねぇ(笑

長々と脱線してスマなんだ。そう、何が言いたいかってとこの「ミスト」って映画、

ドコまでネタバレさせるか?

で、書くヤツの人間性がモロにバレてしまうっう恐怖の問題作なんですよッ!!
えぇ?オチじゃなくて、書き方がやっかいだって意味で「問題作」っう事かよって?
オゥ、イエ〜ス(苦笑
読む人の事を考えずにあっさりネタバレして言いたい事を書き散らすのか、
かといってガッチガチにストーリーに触れずに欲求不満のまま終わらせちゃうのか。
書く人と読む人のバランスをドコに取るか?っうのが難しい映画。
これを「レビュワーにとっての問題作」と言わずに何を問題作と言うのかねぇッ!??
…さ、ひとしきり吠えたトコで本編レビューに参りますか。
うん、POOの場合はこうやって脱線する事でバランスを取るタイプなんで(笑
っうのは冗談(でもないけどw)で、基本POOはネタバレはさせない派なので、
どうぞ初見の方も安心して読み進めて下さい。っうか大して進められんけどな(自爆

冒頭に書いた様に、この映画は「モンスターパニック映画」に分類されるのな。
そういう映画の場合、モンスターの正体は大体最後まで明らかにされる事が少なく、
巻き込まれた人間同士の葛藤に焦点描写が置かれる場合がほとんどで。
本作でももちろん、人間同士のドえらい争いが巻き起こるワケなんっスよね。
霧の中のモンスターをそっちのけで(苦笑
劇中人物による争いって色んなパターン…食糧&水争いとか異性争い、
群れのリーダーを決める争いとか色々あるんだけど、本作ではその争いってのが
「宗教」になるワケなんですよ。狂信者一派とそうでない主人公達との。
この辺の描写が、まぁ、凄い。
っうか役者が凄いんだろうけど、人ってココまで狂えるものなのか〜と圧巻。
こういう密室空間で人が狂い始め壊れてくのは「蝿の王」に似てるなぁと思ってたら、
ウィキペディアに原作者のスティーブン・キングも影響受けたって書いてた(笑
以下、人間心理崩壊小説の大傑作「蝿の王」を抜粋紹介。

『蝿の王』(はえのおう、原題:Lord of the Flies)は、1954年出版のウィリアム・ゴールディングの小説。題名の「蝿の王」とは、悪魔「ベルゼブブ」のことを指す。作品中では蝿が群がる豚の生首を「蝿の王」と形容している。1962年にはピーター・ブルック監督、1990年にはハリー・フック監督で映画化された。
 未来の大戦中、疎開に向かう少年達を乗せた飛行機が墜落し、少年達は南太平洋の無人島に置き去りにされる。この状況設定はジュール・ヴェルヌの『十五少年漂流記』やロバート・バランタインの『珊瑚礁の島』など19世紀以前に流行した「孤島漂着もの」のパロディであるが、本作はこれらの作品とは正反対の悲劇的な展開となっている。
 最初法螺貝を中心に規則を作って協力し合っていた少年たちは、次第に内面の獣性が目覚め些細なことで対立を繰り返すようになる。やがて闇に潜む「獣」に脅え、狂気にとらわれた少年たちはついに自分たちの仲間の少年を集団で手にかけてしまうに至る。
 スティーブン・キング、中上健次はこの小説にも影響を受け、両者の作品には「蠅の王」というモチーフが度々登場する。


…こんな小説を14の時に読破してたPOOが如何に変態か?っうオチなんだが(苦笑

さて、本作もまさにスーパーマーケット内が「蝿の王」状態に突入。
人間は想像を絶する脅威が起きた時、いや、むしろ平穏な普通の日々の中でも、
自分より強いモノに流されがちだからなぁ…だって楽なんだもんな。
自分で考える事を放棄すれば、責任を負う事だけはない。
誰かのせいに、何かのせいに出来る。
そうしてまで保ちたい自分なぞ、もうその時には欠片すら残っていないというのに。
劇中でも怪物という圧倒的な「死」を前にして、住民達がとった選択が「盲従」。
「死」を目前にしてなお、自分で考える事を放棄した人間がいかに醜いか…!
主人公のダチが採ったあの解決法に心底スカッ!!!としたのはガチで本音だったり。
絶体絶命の窮地の時こそ心の中の「蝿の王」を棄てよ。
王は服従を求めるだけで、決して解決策を講じてくれるワケでは無いのだよ。
人はどんなに苦しくても、自分のその足で一歩ずつ歩かなくてはいけないのだよ。
そう、決意の末、霧の中に足を踏み出した主人公達のように。
その先にどんな結末が待っていようとも―。



最後にひとつ。
人間の尊厳、という言葉がある。
いわゆる「人が人らしくあるために―」というヤツですな。
劇中、主人公の愛息が「怪物だけには僕を殺させないで」と父親にお願いするんだな。
怪物の餌としてただ喰われて終わる人生だけはイヤだ、と。
幼いのに、なんて骨の随まで「人間」なんだコヤツは!!と感心して観てたのね。
でもそれがあの結末を呼ぶとはまったく思って無かったPOOがバカなんだが、
考えてみれば、実に「お見事ッ!!!」なんだよね、あの伏線の張り方が。
確かに色んな意味で努力が足りないとは思うけど(苦笑
ま、人間である事を選んで生きる、というのも過酷な事なのかもしれない。
そして、それが「結果として間違っているかもしれない」という場合もあるだろう。
人生は悲劇である―と言ったのはシェイクスピアだったか?
しかし、幾ら悲劇であろうともPOOが仮に霧の中に閉じ込められた場合は、
「怪物だけには僕を殺させないで」と願う生き方を貫きたいと思う。
ん?この台詞、やけに多用するなって?


とてもとても大事なコトなので

2回言いました(苦笑






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コメント
あぁ、これ俺も見たよ。いい映画だよね。俺は絶賛派。

そうそう。人間模様がいいのよね。
モンスターパニック映画ってぇと「ジョーズ」とかが代表作だと思うんだけど(後、陸上のジョーズを意識して作ったという「トレマーズ」とか?www)、そういうのとは一味も二味も違うよね。霧って事で「サイレント・ヒル」とかもあるけど、全然違うよね。

オイラは、極限状態における心理を探るって事で、これと「シンプル・プラン」を恋人と見に行け。でもって討論しろ、と友人に勧めました。
  • VFR-rider
  • 2009/03/29 12:10 PM
>ライダー兄さん
お、兄さんも観ましたか〜!
コレ、結構おもしろかったよね?
俺はあのエンティング肯定派っうか、たまにはああいうのも
映画としては良いかな〜と思うのよね。
なんでもかんでもハッピーエンド万歳じゃつまらんし。
っか人生はそんなに甘くないから、いい加減、幸せ結末絶対症候群みたいな
今の風潮がうんざり来るっう話なんだけどねwww

「シンプル・ブラン」はまだ観てないな〜。
今度観てみまっス。面白かったらレビューするわw
  • POO
  • 2009/03/30 3:31 AM
今日見ました。。


あの父親はこれから何を思いながら生きるのかな。。。。
  • のり
  • 2009/05/02 8:57 PM
>のりさん
どもども、初めまして〜。

のりさんもミスト、御覧になられたみたいで。
いやぁ〜…考えたくないのが正直な本音なんだけどなぁ(苦笑
ん〜〜〜…POOなら死を選ぶかもなぁ…絶望のあまり。
一番最初にスーパーから逃げた母親がさ、あそこで出てくるなんて
なんっう皮肉じゃい!とか真夜中に一人で叫んでしまいましたがな。
ホント、後からすっげぇ考えさせられる映画でしたね。
自分はあの境遇には陥りたくはないんだけど(笑
  • POO
  • 2009/05/04 2:18 AM
初見でコメントさせていただきますね。
映画に対する考えも多かれ少なかれ共感しましたが、
でもネタバレレビューに対するコメントにより多く共感しました^^
欲を言えば、ネタバレについてのレビューを思案するコメントの前に
まずは、ネタバレレビューなのか伏せて書くレビューなのかを書いて欲しかったかな
ネタバレを見たくない人がいるからという配慮をするだけよりも
ネタバレレビューを探している人もいれば、
ネタバレを見たくない人もいると両方のことを考えてのレビューが一番素敵なんじゃないかな:D
  • keiko
  • 2009/11/09 10:57 AM
>keikoさん
どもども初めまして。
コメント、長らく放置状態で申し訳ないっス。

っうか、コメント戴いて初めて気が付いたのですが、
あんだけブチブチ文句書いてる自分の記事が、
ネタバレなのかネタバレじゃないのか、書いてなかったという事実!
ただいま、激しく反省をしておりますorz

今度から、ちゃんと前文辺りにその辺を明記しておきますんで、
よろしかったらまたレビュー書いた時にはお読みになっておくんなまし:>
  • POO
  • 2009/11/16 9:41 AM
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